もう今年のCEATECの話題を一気にさらった感がある東芝 CELL REGZA。CELLというのはご存じの通りPS3に使われているCPUな訳だが、それは元々ソニーと東芝の共同開発だったので、東芝側から製品が出ても不思議ではない訳だ。
東芝はかねてからCELLを使ったテレビを作ると公言しており、それがついに完成の運びとなり、先日の発売アナウンスとともに今回の展示となったものだ。
CELLの演算力はあらゆる動画コンテンツを気持ちよく操るため、そして東芝が本当にやりたかった超解像アルゴリズムや高画質化エンジンに費やされる。
東芝のブースはCELL REGZAのみの展示。その思い切りが素晴らしい。
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これは24時間/11ch分録画した莫大な番組をどうやって検索するかのデモ。
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観客の人数からも関心の高さが伺える。
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CELL REGZA裏側。写真ではよく解らないが、結構ホコリや汚れがある。すなわち、ハードウエアとしてはかなり先行して完成しており、ソフトウエアの詰めに時間を割いたことが伺える。
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CELL REGZAチューナーボックスというかCPUボックス。3.5インチ×2台、2.5インチ×2台のHDDが搭載されているが、3.5インチの方は24時間丸録り用、2.5インチの方はユーザーが指定した番組の録画用と、明確に用途が別れている。片方が2.5インチだったのは、説明員によると「スペースの問題」。こんな大きな箱でも、キツキツのようだ。
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CELL REGZAスピーカ。薄型テレビの音としては最高に近いが、オーディオ機器の水準としてはようやく入り口レベル。これ以外の全社の薄型テレビの音は話にならん。
ただ、本機もアンダースピーカーなのが惜しい。サイドスピーカーの方が性能は有利だと思うがな-。基本的に外付けスピーカー前提なんだろうか。
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CELL REGZA NEXT。当然将来はチューナーボックス外付けではなく一体型になると言うことで、将来像を参考展示。こうなってくると価格も手ごろになるはずであり、一般家庭でも恩恵を受けられるようになるだろう。
考え方としてはまず最初に価格無視でやるだけのことをやれば、あとはコストダウンとアップデートだけ、という製品ロードマップ。これは一つの方法論としてアリだとおもう。
しかしこういったモンスター級の開発に携われる東芝のエンジニアは幸せだと思う。東芝の社員でもこんなお祭り案件に関われるのはほんの一握りで、しかもサラリーマン人生で1回あるかないかの経験だろう。発売直前と言うことで死にそうな勢いで働いているかも知れないが、いい思い出になるはずなので全力で当たれ!と言いたい。
コメント
>>結構ホコリや汚れがある。すなわち、ハードウエアとしてはかなり先行して完成しており、
使い回しのありもんのドンガラに、ぎりぎりで完成したものを押し込んだ可能性ってのはないものでしょうか?
なんか足かけ3年くらい開発してるみたいですよ…