訳あって、今年の採用活動に出遅れる件

wakeatte

「採用スケジュールに関する重要なお知らせ」

いくら終身雇用が崩れていると言っても、キヤノンMJクラスの会社であれば、20年、30年というスケールで勤務する方は多いだろう。新卒採用予定人数の何十倍もの人が、既にキヤノンMJで働いている訳だ。景気動向が不透明で新卒が採れるかどうか解らないなんて、正直甘っちょろい。本当に人事で大変なのは、その何十倍規模の、いまキヤノンMJで働いている人の処遇をどうするかのはずだ。

これは単に、経営のスピード化の波が新卒採用にも押し寄せてきたのだろうと思う。企業のマネジメントサイクルが高速化の要求が強まる一方であることについては異論はないだろう。四半期ごとに成果を求められ、年間2回も製品はモデルチェンジをしなければならない。企業の回転が速くなっていく中では、採用活動から就労までの期間もできるだけ短縮したいはずだ。

しかしそれは一方で、学生の「学業に専念する」という利害と一致する。だから表向きはそういう体裁を取っているのだが、本当の理由は経営サイクルの高速化だろう。私が人事担当者だったらそう計画する。

従って、これは他社も追従すると思う。リリースにあるように優秀な人材を他社に採られてしまうデメリットも否定できないが、いまの超買い手市場では、就職先が決まらずに残っている学生にも優秀な人がいる確率が高い。それより、経営サイクルの高速化による他社競争力の向上を採る。これは横並び主義の日本企業群にとって「どこかが先にやってくれないかしらん」と待ち望まれていたアイデアのはずだからだ。

「訳あって、今年の採用活動に出遅れる件」への3件のフィードバック

  1. パッと見たとき、Canonもハウス食品のように採用サイトが
    Gumblarに感染したのかと思いました(苦笑)。

    でも学生にしてみたら活動期間が短くなり負担が減る反面、
    プレッシャーが強くなりそうな予感が・・・。
    それこそ学業(4年の夏~秋ならば卒論準備?)など手がまわらなくなるのでは・・・

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