S90を買おうと思っていたらHX5Vがなにやら凄いらしい？

PowerShot S90を買う気満々だったんだけど、最近TwitterのTLで「HX5V」がすごい、という声をよく見かける。サイバーショットには個人的にあまりいい印象がないのでアウトオブ眼中だったのだが、調べてみると、確かにHX5Vはよさげかも。S90だと私のメインのカメラのEOS 5D Mark IIと同じ色調で好ましいんだけど…それを差し引いても、HX5Vで得られる「使いやすさ」「楽しさ」にグラグラ来ている。

まずS90はつるんとしたデザインで滑りやすいという話を良く聞くが、HX5Vは多少グリップになりそうな凹凸がありS90ほど持ちにくくはなさそう。S90で残念だった「動画が640×480」という点も、HX5VならAVCHDフォーマットのフルHD動画が撮影できる。S90を買うモチベーションの１つだった「自動シーン認識」もHX5Vにも搭載されているようだし、うーむ、これはHX5Vを否定できる材料が少ないどころか、HX5Vの方がむしろイイという気もしてきた。

S90がカメラとして正しい進化をしているのに対して、HX5Vはデジタル家電として「面白いこと」をてんこ盛りにしている。逆光補正HDR、手持ち夜景モード、人物ブレ軽減モード。いずれもカメラがデジタル化しなければできなかったことだ。ほかにもスイングパノラマ、GPS、TarnsferJetなど、けっこうお腹いっぱいである。GPSなんかはFlickrに上げるときなんか注意しないと自宅位置情報がダダれ気味になってしまうんじゃないかと思うけど、iPhotoなどの地図とリンクするソフトを使うと楽しそうだ。

そうそう、TransferJetというのは、専用の台にカメラを乗せるだけで映像が取り込める規格で、いわゆる「おサイフケータイ」や「Suica」と同じ、それらの近接無線通信技術がベースになっている。ただしHX5VをTranferJetに対応させるためには専用のメモステ「MS-JX8G」と、専用のリーダー「TJS-1」が必要である。

このリーダーの「TJS-1」というのが、きっとMacには非対応で、ええ、Macユーザーとしてそういう仕打ちには慣れてますけど、折角ならPC側からUSBマスストレージクラスとして認識できるよう設計しててくれればMacでも使えるのにな…と思いきや、本当にUSBマスストレージクラスとして設計されていて驚いた。ということはなに！？　Macにも普通に対応ってコト！？　それ素晴らしくね？

ただカメラ本体に加え、TransferJet関連商品を揃えてゆくと、S90と２倍近い価格差が付いてしまうのも事実。iMacにSDカードスロットが装備されたことを考えると、TransferJetでなくても実用上は困らないかも知れない。でも個人的に待望していた技術だしな～、悩む～。

買わない理由を探すために（笑）HX5Vのネガティブ要素を情報収集してみた。まず動画では湾曲補正が利かないらしい。あっそう、そうなんですですか。やっぱ動画は厳しいですか。あとはISOがAutoで400までしか上がらない？え？デジタル一眼ではISOが400までしか下がらないという話は聞いたことありますが、上がらない、ですか。うーん。エクスモアどうなのよエクスモア。それと露出補正の階層が深い？　うーむそれは困るかも。でもネガティブ要素はこんなものかな？

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