BDの容量が1,000倍になるのを待っているのはいいけれど

昨日、毎日新聞社ほかから報道された「BDの容量が1,000倍になる」件について、少し私の意見を述べさせて貰う。技術に明るい方には「何を今更」という話なのでブラウザの「戻る」ボタンをクリックして頂いてかまわないです(笑)

現在は素材を発見した段階なので、これが一般的に使えるようになるまでには越えなければならないハードルはいくつもあるのは当然。信頼性はどうか、使い勝手はどうか、安全性はどうか、コストは? 規格は? これらをクリアしていくと10年などあっという間に経ってしまう。いま数万円で買える壁掛けテレビだって、基礎研究は1970年代から行っていたものだ。

このような先行技術が一般紙ほかで報道されるのは今回が初めてではないが、この手の話題に今回初めて触れた方もいると思う。もしかすると「うわーBD買わなくて良かった~」「もう少し待とうかな~」と思ったかも知れない。

それもあながち間違いではないのだが、問題は2つある。まず進歩を待っていると結局いつまで経っても買えなくなると言うこと。10年後にBDの1000倍容量のディスクが実用化されるとして、そのころの科学誌にはたぶんさらに1,000倍する技術が掲載されているであろう。そしたらまた10年待つのだろうか。

もう1つの問題はその技術が根本的に不要になってしまう可能性である。たとえばシリコンオーディオプレーヤーが主流となった今では、容量10倍のMDなんて作られても嬉しくない。それと同じことがBDの大容量化にも起きる可能性がある。

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BDの敵は次世代の光ディスクではなく、ネット配信だと思う。しかしこれもまた、いざやってみると課題が多い。集合住宅でのゴールデンタイムでのビットレート低下問題、版権をクリアにする問題、提供される価格、端末の操作性、作品のラインナップ。作品によってはTSUTAYA TVやPS3の動画配信に分があるケースもあるが、それでもBDを駆逐するほどの勢いはまだ生まれていない。そもそもBDがいつ駆逐されるのかも解らない。

欲しいときが買い時なのはパソコンだけではない、という話でした。


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