プリウス(1つ前のNHW20型)借りました

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今回の岡山の旅では、空港でレンタカーを借りました。ANAのWebサイトから「ANAの@レンタカー」というサービスで申し込んだにも関わらず、レンタカー会社に伝わっておらず、30分ほどロスするというトラブルはありましたが…。

車種はNHW20型(1つ前の1,500cc版)プリウスを選択。以前(10年前だったか)にはNHW10型(初代の1,300cc版)プリウスを借りたのですが、高速道路走行ではイメージを裏切り17km/L程度しか伸びない燃費、回生ブレーキゆえの滑らかなブレーキコントロールの難しさなど、初物らしくこなれていない印象を受けました。果たして2世代目はどこまで進化したのかを、自分で運転して確かめたかったというのが選んだ理由。なお、ZVW30(現行型の1,800cc版)はレンタカーのお値段が高くて諦めました。

実はNHW20型を発売開始時にディーラーで数kmほど試乗したのですが、「クルマ自体がすごく静かなんだけど、その分、まわりを走る他のクルマがうるさい」という記憶が残っています。

しかし今回借りたボディは、マイナーチェンジ後で相当改良が入っているようで、走り出してみてもファミリーカーとして遮音に不満がないレベル。最初からこれで発売されたなら、もしかしたら当時プリウスを本気で検討したかも…。

高速道路約8割、3日間の走行距離約500km、常時大人2人+子供2人乗車、という使い方で、燃費は22~23km/Lほど。特にエコを意識した運転をしなかったし、面白がってEVモードも試した割には、けっこうイケてるように思います。1人乗車が中心で、エコを意識した運転なら、30km/Lもあながち夢ではないかも。回生ブレーキの不自然さもずいぶん少なくなったし、これはずいぶん改良してきたなぁ。

ちょっと違和感があったのがステアリングの位置。チルト機構で一番上まで上げ、シートを一番下まで下げても、自分がベストと感じるポジションよりステアリングが低い。これでは事故のときエアバッグが顔ではなく胸を受け止めるような気がします。それでいいのかなぁ? 愛車のA3はお尻を低く座らせることもあって、ステアリングを一番上まで持ち上げてしまうと私の身長(184cm)でも高すぎると感じるほどなんですが。

あといただけなかった箇所を挙げるとすれば、シートですかね。チョイ乗りにはいいけど、長距離向きじゃない。平板で、背中が張る。でもこのクラスのトヨタではこれ以上は望めなさそう。ドアの開閉の感触も家電的というか、「パコン」って音で閉まるのが印象的。車に何を求めるかにもよるけど、12年間(現在のクルマの平均寿命)機能的には問題なく使える、という意味であれば、これで充分なんだろうなぁ。

にしても、使用中の環境負荷を抑えて、かつ、クルマは道具だと割り切るか、家電的の延長であるという捉え方をするのであれば、すごくよくできた自動車。よりシャープさを増した見た目の3世代目、現行型が「21世紀カローラ」化するのも、時代の空気感としてよく解ります。同じ5ドアのハイブリッドカーとしてLEXUS CT200hはファミリーユースには(後席の狭さなどから)少し無理があると思うけど、クルマが何とか1台だけは所有できるエリアに住んでいるようなケースでは、プリウスはやっぱり良い選択だと思います。(余裕で2台所有できる土地柄の場合には、もっと選択肢は広がると思います。)

と、今さら先代モデルの印象を書いてしまいましたが、いや、ほんと次に車を買うとすれば、真剣な検討に値するモデルに成長していたので、感心しました。


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