そうサイカ先生に言われたものの、どう撮るか、明確にアイデアがあったわけではなかった。「健闘」というのは、おそらく21Mピクセルでのタイムラプス素材を撮っておけ、ということかな? とも思ったのだが、あいにく部分食が始まる時間になっても横浜の我が家上空は雲が晴れず。今回はいつも20:45には寝せている子供に見せることを最優先していたので、雲のないところを狙って自宅から離れるわけにはいかなかった。
1枚/30秒でのインターバル撮影もしてみたが、いざ動画にしてみるとコマ数が思いのほか荒かった。1枚/6秒くらいで良かったのかも知れない。
さて、撮れた素材をどう見せよう? と悩んだところで、Photoshopでレイヤーを重ねて出来上がったのがこれ:
クリックで拡大可。飛んでいるのは雲で撮れなかったところ、間隔は実時間とは厳密には一致していない。(実際の移動量はこの3倍以上はある印象。)
皆既月食の月が赤いのは、夕焼けが赤いのと同じ原理で、地球の大気中での赤い光の透過率が高いことによる。今でこそ神秘的と感じられるこの現象も、科学技術がなかった時代にこの現象を見た古の人にとっては、祟りだ怨念だと大騒ぎになったことは想像に難くない。
ところで、サイカ先生のエントリ「真上を向ける三脚(雲台)MH055M0-Q2」にもある通り、真上に向けるセッティングに苦労されていた方も多いようだ。私は我が家で一番マトモな三脚GT-2531と雲台GH1780QRの組み合わせでセッティング。ただ、これでもシャッターの自己振動によるブレとは無縁ではない。ISをOFFにし、ミラーアップ撮影ON、2秒セルフタイマー使用、という鉄則は必要。
たまたま私が使ってきた3Way雲台はおしなべて「縦位置撮影」ができたので、真上に向けることに対して苦労した記憶はない(縦位置撮影ができればカメラの向きを90度回せば真上に向けられるため)。しかし刻一刻動く天体を追うのならやはりボール雲台は便利すぎる。
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コメント
初めまして、以前の5DⅡの液晶交換の記事で検索がヒットして寄らせてもらってました。私も参考にして40Dの液晶を外してパネルのカビらしきものを掃除できたのもここのおかげと思ってます。
連続写真はいいですね、気が付きませんでした、常に変化してる月を追うようにカメラの位置を変えて撮ってました。
また寄らせて頂きますので是非ウチにも、写真の腕はへたっぴですが(笑)
ブログ拝見しました。
そんなにシャッタースピード遅くしないとダメでした?
私の場合、ISO=800、f/4.0、ss=1/5秒とかでしたが…。
朝、画像のデータ見直したら5秒露光でした(笑)
星空が20~30秒露光の間違いですね、相変わらずおっちょこちょいなので…