AUGM Tokyo 2017に参加してきました。
話のネタは多岐にわたるのですが、やはりAdobeの見解を聞かない訳にはいかないでしょう。
先日のアップデートで、従来のLightroom CCがLightroom Classic CCに改名されてしまい、クラウドストレージベースの全く新しいアプリがLightroom CCという名前でリリースされた件です。
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アドビ・マーケティング本部から営業戦略本部に異動になった西山氏からの説明を聴きました。
新しいLightroomのターゲットは、ズバリ、こういうお客さんなのだそうです:
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ああなんかこのスライド見て、一瞬で理解できました。
そっち目指すんですね。
従来のLightroomのお客さんは先細る一方ですからね。一眼レフカメラと同じで、そちら方向に未来がないのは分かりますがけど、既存ユーザーの切り捨てられ方ハンパないなと。長く使ってきたユーザーに対するリスペクトが足りないんじゃないでしょうか。米国では「Classic」というのは必ずしも悪いイメージではないと力説されていましたが、レトロモデルを「Macintosh color classic」とか、HDD付きの最終モデルを「iPod classic」と名付けたのは米国の会社じゃないんですかね? 本国の本心をオブラートに包んでユーザーと対峙しなければならない日本法人の辛さは痛いほど伝わりますけど。
名前変えても当面継続するからいいんじゃない?と思う方も多いでしょうが、たぶんみんなイラッとしてるのは長年ユーザーやってきた方への扱いですよね。技術的な問題じゃなくて、完全に気持ちの問題です。他社の例ですが、SIGMA社なら既存ユーザーに対してこんな扱いはしないでしょうね。
なお、新Lightroomの有料プランの上限であるオンラインストレージ容量1TBでも全然足りないユーザーとして西山氏から名指しされ苦笑いの方はこちらです:
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まぁこんな強い調子で書いてますけど、私の写真管理のメインアプリはMacOS XのFinder自体ですけどね…。サードパーティのアプリはApertureといいLightroomといい、こうやってデータや習熟度合いを人質にされて翻弄されるのがイヤなんですよね。
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