EOS 5D Mark IIIのリアパネルをMark IIと比較してみた

本日の午後2時にプレスリリース、午後3時に各販売店による価格情報が公開されたEOS 5D Mark IIIですが、概ね事前情報通りなものの、個人的にプレスリリースで初めて知ったスペックで嬉しかったのは「SDカードスロットがEye-Fi対応」ということですね。

Eye-Fi対応というとどうしても転送中のバッテリー消費が気になるところですが、撮影時のバッテリーの持ちは11%(ファインダー撮影時)ほど改善しているようなので、意外と不便なく使えそうな気がします。

正面から見た場合の変更は、絞り込みボタンが左手側から右手側に移動したことと、ワイヤレスリモコンの受光部がグリップ上に移動したことくらいですが、リア面は大幅に刷新されています。

eos_5d_mark_III_and_II

Mark IIと比較してみました。液晶下の「Canon」ロゴが小さい方がMark II、大きい方がMark IIIです。両者の全幅は変わっていませんが、液晶のアスペクトレシオのワイド化に伴い、サブ電子ダイヤルが右に1cmほど移動しています。ファインダーもやや右上に移動しているように見えますが、このほか、ボタンの機能アイコンのシルク印刷が、ボタンの横だったものがボタン上に変更されています。

拡大ボタンが1ボタン化されました。おそらく、虫眼鏡キーを押して(もしくは押しながら)サブ電子ダイヤルで変倍なのかな?と思います。

静音撮影が搭載されたのも嬉しいトピック。フィルム時代のEOS(EOS 100やEOS 5)で謳われていたフィーチャーですが、高速モードと静音モードが切り替えるのはいいですね。

ファインダーもEOS 7のように視野率100%+液晶透過表示タイプになっています。これにより、フォーカシングスクリーンマットの交換には非対応になっています。従来の方眼タイプのマットは個体差で完全に水平を出すのが難しいことがあったので、本体に統合されるのは助かります。

新設された「RATE」ボタンは、「現場で写真をセレクトできるレーティング機能」なんだそうです。

とにかくMark IIでちょっと残念だったところや、その後に開発された技術を総投入してきた印象ですが、その分価格もお高めで、Mark IIが30万円スタートとされていたところ、今回は36万円スタートなのだそうで。円高対策もあるのかな?とは思いますが、ポイント制度を導入していない店では32.2万円程度からスタートしているようです。

なおMark IIは併売されるそうで、現在の実売価格は16万円を切っているところもあるようです。すなわちMark IIIを買おうと思ったらMark IIが2台買えるわけで、運用体制によってはMark II×2台の方が幸せ、というケースもあるかと思います。Mark IIの15万円台での併売は、「入門価格帯のフルサイズ」という声に応えた面もあるんでしょうね。


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