富野監督が「フフフっ」と笑うという映画「リズと青い鳥」の原作本が、我が家のクローゼットから出てきました…妻が映画公開当初買っていたらしいです。家にあるのに全然気がつきませんでした。奥付によると2018年の第2版でした。響け!ユーフォニアムシリーズの「北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前後編」です。
装丁は実は2重カバーになっていて、1つ目のカバーを外すと京アニ版ではない素のカバーが出てきます。
京アニ版カバーは少し小さめに作られていて、素のカバーが少しはみ出して見えます。まぁ何か理由があってこうなっているのでしょう。
斜め読みしてみましたが、映画版の「リズと青い鳥」と比較して、わちゃわちゃしてますね。もちろん久美子が前面に出てきますし。映画版はよくもまぁ、あんなにスッパスッパと要素をそぎ落として、瑞々しい映画に仕上げたものだと思います。
映画版のクライマックスにある、みぞれと希美が口を揃えて口パクになるシーンのセリフは、希美の方のセリフだけ後編P.249に答えが書かれています。みぞれの方は映画オリジナル演出ですね。(もっとも、初回限定版Blu-ray付録の台本には2人分の口パク部分の台詞がト書きとして書かれています。)
映画の方は高校3年で直面する、特技とする能力のないものの末路が割と残酷に描かれるので、いま高3の我が家の息子にこそ見て震え上がって貰いたいのですが、今は「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」(5/19公開)をめっちゃ楽しみにしてテスト勉強してるからなぁ。こんな繊細な映画には興味ないだろうなぁ。
あれ?京アニ版カバーは期間限定だった?
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