RFになってから変態レンズ(一応褒めてます)ばかり出してきたキヤノンから、王道ど真ん中のレンズが突如出ました。
フルサイズ・28-70mm・F2.8・IS
RF 24-105mm F4L IS USMとガチンコ勝負です。
赤鉢巻じゃないし、どうせ防塵防滴じゃないでしょ?と思ったら、防塵防滴。ワイド端が今時の標準ズームとしては物足りない28mmではあるけれど、その代わりRF 24-105mm F4L IS USMより200g軽い。
お値段は実はRF 24-105mm F4L IS USMの184,800円より高くて、188,100円。しかもF4Lには付属する「レンズフード」(3,300円)と「レンズポーチ」(3,300円)が別売りであることを考えると、その差は9,900円。赤鉢巻標準ズームより約1万円も高いなんて。
ただ、普通に F2.8 の標準ズームを作ってしまうと、RF24-70mm F2.8 L IS USM や RF 24-105mm F4L IS USM との差別化が難しくなってしまうようで、商品企画上の切り札として投入されたのが「沈胴式」。そう、私の嫌いな沈胴式です。SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II みたいに電動沈胴式ならいいんですけどね。もしかすると後発だけに、沈胴のクリック感は改善されているのかもしれませんが。沈胴式と聞いただけで、アウトオブ眼中になりました。そもそも電源入れた瞬間に画面に表示される「レンズを撮影位置にセットしてください」表示ってむちゃくちゃ撮影する意欲を削ぎますしね。
しかもAFモーターはこれまた私の嫌いなSTM。残念ながら、もう好きになる要素ないですね。まぁSTMといってもリードスクリュータイプのSTMで、ざらつきは少ない方ではありますが。ざらつきがひどいのはギアタイプのSTMですね。RF 85mm F2のとか。
しかし、いくら70mm/F2.8 のボケ味って言っても、105mm/F4 のボケ味とどれだけ違うか。最大撮影倍率も0.24倍と 24-105と変わりなく、うん、まぁ、いいや、という気持ち。とはいえそんなポンポン魅力的なレンズが出てこられても購買力がついていけないので、命拾いしたな小僧、とも言えます。
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