HDR-GW77V

ソニー、ハンディカム初の防水モデル「HDR-GW77V」 -水深5m撮影可能。防塵・耐衝撃。1080/60p対応

hdr-gw77v

ハンディカム初の防水モデルと聞いて「えっ、そうだったかな?」と思ったが、確かにハンディカムの防水対応と言えば防水ケースやマリンパックだった。それはソニーの「アクセサリーで儲ける」戦略に沿ったものだったわけだが、SANYO XactiがPanasonicブランドで展開されるにあたり、カメラ単体での防水機構に対抗せざるを得なくなったのだと思う。

Panasonic HX-WA20/WA2に対し、このソニーHDR-GW77Vには「AVCHD対応」というアドバンテージがある。HX-WA20/WA2はまだAVCHDに対応していないし、もしかすると今後も対応する予定もないかも知れない。と言うのも今後クラウド経由での視聴が中心になるのなら、AVCHDという複雑なファイル構造は必要ないし、場合によっては足かせになるからだ。とは言え現状ではAVCHDフォーマットで困ることは何もなく、むしろ家庭用レコーダーでそのままBDディスクに焼いたりできるなど据置型レコーダーとの親和性は高い。

しかもAVCHD対応だけでは物足りないと考えたのか、ソニーは耐衝撃性能まで付けてきた。Panasonicの方も実際はそれなりには大丈夫なのだろうが、メーカーが耐衝撃を公言している安心感は大きい。

そんな訳でアウトドア利用での長年の製品ノウハウが蓄積されたPanasonic HX-WA20/WA2と、AVCHD対応のHDR-GW77Vで迷うところだが、価格差にもよるがビデオカメラの定番であるハンディカムの設計を色濃く引き継ぐHDR-GW77Vの方が満足度が高いように思う。

映像というのはどのカメラで撮ったのかより、どこで撮ったか、どういうシチュエーションで撮ったかの方が重要である。まさに「写真は足で撮る」の言い伝え通りなのだが、いままでのハンディカムでは水がかかったり落とす可能性があるという理由から「ここには持っていけないなぁ」というシチュエーションがあったのも事実。この防水耐衝撃ハンディカムなら、今まで目に焼き付けるしかなかったシーンが残せる。

惜しむべくは、発売がゴールデンウイーク(GW)に間に合わなかったということ…?(笑

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