Canon PowerShot S100 レビュー(1)実写編

納得できる値段になってきたので、S95から買い換えました。
と言っても、S95ほか諸々小物を売り、楽天のポイントを投入したので事実上出金なし。
楽天の激安ショップが瞬間的にkakaku.com最安値を軽く下回る値段で放出したのを捉えたのですが、評価が決して高くない店だったので無事に届くかは心配でしたね。とはいえ2営業日程度で難なく到着。特に新古品と言うこともなく、普通に新品でした。但し、デジカメが紙バッグに入って宅配されたのは初めての経験でしたが…。

S100について一番気になっていたのは、液晶の色。写りに関係ない部分とはいえ、気持ちよく撮影したいじゃないですか。早速比較してみます。EOS 5D Mark IIで撮影した同じJPEGを各機種で再生して比較してみました。

Canon PowerShot S100 LCD Color

結果、こんな具合です。S95とEOS 5D3が甲乙付けがたいところで、どちらも悪くはないです。ただ、5D3の方がピクセルも細かいし、階調も豊か。さすがボディ価格が10倍だけあって、いい液晶を使っているように見えます。S95を見慣れていると5D3は少し色温度が低く見え、5D3に慣れているとS95は少し色温度が高めに見えます。しかしS100、おまえはダメだ(笑

省電力化を進めるためか、はたまた原価低減か、S100の液晶は青竹色に転んでいます。とはいえこれはS100だけの問題ではなく、同世代・同サイズの他機種(たとえばIXY 3など)も同じような色調です。今年共通で採用したパネルに組み込まれているLEDバックライトがこんな色なのでしょうね。黄色に転んでいるのであれば経年劣化や紫外線照射などで青色方向に転ぶ可能性がありますが、最初から青いのは手の打ちようがないですね…。

もっとも、コンデジの液晶を頼りに撮影現場で徹底的に色を追い込む訳でもないので、色をシビアに追求するのであればRAW撮りするのが間違いないでしょう。

次に気になるのは高感度画質。ISO800, 1600, 3200でS95からどれくらい進化したか比較してみます。写真を並べるツールの関係で、写真は必ずしも等倍ではありません。

Canon PowerShot S100 Sample
ISO=800 左:S95 右:S100

Canon PowerShot S100 Sample
ISO=1600 左:S95 右:S100

Canon PowerShot S100 Sample
ISO=3200 左:S95 右:S100

確かにS/Nは良くなっているのですが、ちょっとNRを聞かせすぎのきらいがあり、リサイズ前提であれば必ずしも良くなっていないんじゃないかなぁ…というように見えます。しかしこれはあくまでヌイグルミを撮影した場合。人肌を撮影するとまた少し見方が変わります。

Canon PowerShot S100 Sample
ISO=1600 左:S95 右:S100

Canon PowerShot S100 Sample
ISO=3200 左:S95 右:S100

確かに髪の毛のディテールのみだとS95もアリかな、と思いますが、全体的なまとまり感ではS100の方が見栄えがしますね。

次に、屋外に持ち出してみました。あいにくの雨でしたが、雰囲気はいいですね。すべてRAWで撮影しています。いずれもノートリミングですのでクリックするとflickrで原寸大が見られます。但し私の場合、EOSとアスペクト比を揃えるために3:2モードで撮っていますのでご了承ください。S100の最大画角は4:3モードです。

Canon PowerShot S100 Sample

今回ズーム倍率が3.8倍から5.0倍になったので、S95の感覚で望むとズームが効くので軽く驚きます。

Canon PowerShot S100 Sample

Canon PowerShot S100 Sample

Canon PowerShot S100 Sample

Canon PowerShot S100 Sample

Canon PowerShot S100 Sample

ISO800ですが、暗部のノイズも落ち着いていていいですね。

Canon PowerShot S100 Sample

Canon PowerShot S100 Sample

マクロモードにて。

次回(2)は、主に本体ハードウエアの印象について書きます。

コメント

  1. […] 前へ 過去の投稿: Canon PowerShot S100 レビュー(1)実写編次へ 次の投稿: 今夜、なんかAppleからいろいろ出るらしいですが… (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); […]

タイトルとURLをコピーしました