今日は(私的には)すごいニュースが飛び込んできました。
「キヤノンEF24-70mm F4L IS USM と EF35mm F2 IS USMの画像とスペック」
キヤノン小三元のセンターを努める主力レンズ、EF 24-105mm F4L IS USM がついにモデルチェンジか?という話。もしかしたら併売かも知れませんが、新レンズは EF 24-70mm F4L IS USM 。5倍ズームを諦めた代わりに得たものは、
・約1割(70g)の軽量化
・全長が約15mm短縮
・0.7xのマクロモード搭載(ハイブリッド手ブレ補正つき)
となかなか意欲的。他にも「9枚羽根による円形絞り」など、当然5倍ズームというある意味無茶を放棄する訳ですから、画質にも相当期待が持てる仕様。最近のキヤノンの新設計のレンズはコンピュータシミュレーションで相当追い込んでいるのか、可愛げがないほどキッチリ写るので、今まで便利だと思いつつも24-105mmの画質にやや疑問を持っていたユーザーには朗報でしょう。なお鏡胴の太さは24-105mmとほぼ同じ、フィルタ径も同じ77mmになっています。
価格は何とも言えないですね。24-105mmが定価152,250円で、実売10万円前後。24-70mmは実売14.5万円と書かれていますから、どうなんでしょう、実勢価格は販売年数を考慮すると、僅かに値上げ…になるのでしょうか?
個人的には0.7xのマクロモードを備えているのがツボ。今までの24-105mmは0.23xでしたのでちょっとマクロと言うには足りず、自分は EF 50mm F2.5コンパクトマクロ(倍率0.5x)を買い足していました。その0.5xを超える0.7xが標準ズームに統合されるというのだから便利なことこの上なしです。ただ、EF 50mm F2.5コンパクトマクロは「学術用」にも使える歪みの少なさが売りで、そこまではズームレンズでは再現が難しいかな?とは予想しています。しかし「角度ぶれ」に加えてマクロ撮影で発生しやすい「シフトぶれ」まで補正するハイブリッドIS搭載ですから、マクロ性能に対する本気度は伝わってきます。
しかし年の瀬になってこんな大物が出てくるとは…今年のキヤノンはいくら予算があっても足りないというのは本当でしたね。これだけの魅力的なレンズですから、おそらく発売直後は品薄、例によって「予想を大きく上回るご注文を頂き」というもう聞き飽きた茶番を演じ、価格的在庫的にこなれるのは来年夏頃でしょうね。
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