ミヤビックスさんからEOS 5D Mark III用の液晶保護フィルム「OverLay Magic」のサンプルを頂きました。ありがとうございます。
ミヤビックスと言えば、いつも限界(エッジ)ギリギリまでのフィルムを作ることで有名ですが、EOS 5D Mark III用の保護フィルムとしては後発になる製品、果たしてその出来はどうでしょうか。今回は「OverLay Magic」シリーズと言うことで、
・キズ自己修復
・耐指紋
・光沢
という付加価値のある製品になっています。同製品は私もPS Vitaに使っています。
とはいえ、私は現在ケンコートキナの保護フィルムを完璧に貼れていて、その精度たるや貼っていることを感じさせないほど。これを剥がして試す訳ですから、かなり出来が良くないと困ります。でも折角ですから、(1)ケンコートキナのフィルム (2)何も貼らない素の状態 (3)OverLay Magic の3種類で反射の違いを比べてみたいと思います。
まずケンコートキナのフィルムでLED光源を反射させて撮影、その後、意を決してケンコートキナのフィルムをセロテープで剥がし、素の状態にします。
…セロテープで…
…剥がし… あれ…?
…剥がれない…??
これ、フィルム貼ってなくね???
EOS 5D Mark IIの頃の悪夢がよぎります。
「ずっと保護フィルム貼ってるもんだと思ってたのに…?」
そう、EOS 5D Mark IIのときと同様、いつの間にか脱落していたのをずっと気がつかずに使っていたという訳です。たかだか6ヶ月も持たないなんて…。先日の某会で @co1 さんに「保護フィルムって剥がれてきませんか?」と尋ねられて「全然そんなことないですよ」と返した口の軽さが悔やまれます。
ただ、気がついたタイミングが良かったのか、まだEOS 5D3の液晶にはキズは付いていませんでした。そこに気がつかせてくれたMIYAVIXさんには感謝の言葉もありません。
さて、ケンコートキナのフィルムだと思っていたけど実は素の状態だった画像と、OverLay Magicの差を比べてみます。
全体的に僅かな黒浮きが見られ、また、非点灯時の反射もやや多くなりますが、素の状態との比較なのでそりゃそうでしょう、というレベルです。素の状態と比べて反射光に変な色味が付かないところはいいですね。
次に肩の液晶のフィルムを比較してみましょう。私は肩の液晶にはETSUMI(エツミ)の保護フィルムを貼っているのですが、EOS 5D3ではこの部分に妙にRが付いていることで、各保護フィルムメーカーとも剥がれを警戒して余裕を持った(余白の多い)作りになっています。
ETSUMIだとこれくらいのマージンがあります。ケンコートキナだと保護面積がもっと小さく(余裕が大きく)なります。すでに半年の使用で中央部にキズが見られました。
OverLay Magic。ETSUMIより一回り大きくなっていますが、かなり薄いフィルムでRに密着するようになっています。ただ、あまりにも薄すぎて、貼り付け時に静電気との戦い(カメラに近づけるだけで吸い寄せられてしまい位置決めが難しい)になります。こちらのフィルムは単純な高光沢フィルムで、キズ修復や耐指紋の効果はないようです(というか、薄すぎてキズ修復効果は持たせられないと思います)。
果たしてこのフィルムはケンコートキナのようにいつの間にかなくなっていたりしないかと、このまま使い続けて使用感を見てみたいと思います。
コメント
いつの間にかフィルムが剥がれてなくなるなんて想像もしませんでしたねぇ。残骸がカメラバッグやそこらにもなかったってことですか?画像確認に影響ない範囲でフィルムに小さくマーキングしようかな(笑)
そう、5D2のときも「跡形もなく」消えていたんですよ。もちろんカメラバックの中にもなく…。推測ですが、私の肩からのかけ方とか、着ている服に関係あるのかなぁと思っています。
ミヤビックスさんの結果次第ですが、ハクバがいいのでは?と。私も保護フィルムは色々試用しましたが、その中でハクバは剥がす際にとても苦労しました。任意の角にセロテープを隙間なく密着させて小一時間ほど置いて剥がすも惨敗。ところが、ケンコーはセロテープをフワッとかぶせ、持ち上げればスーっと剥がれてくれました。
うーむ、もしかして私のも「ガッチリ密着しているだけ」だったり?