GOLF 7

7代目となるVW GOLFが、間もなく日本で販売開始されます。

golf7

世界中で同一ハードウエアを大量に販売することによってもたらされる「このクラスでは考えられない質感、性能」はiPhoneなどにも通じるものがあります。「よく見かける」ことを気にしなければ、これ以上の実用車はそうそう考えられません。

ただ、相変わらず日本向けとしては「?」な仕様が散見されます。

まず最初に気がつくのはナンバープレート。特にフロントのナンバープレートは日本仕様だと下にはみ出す格好になりますが、今回はそこにレーダー的なものが入っているようで、単純に下に出せばいいというものでもないようです。すると、アルファロメオのように左に寄せるか、または日本仕様ではレーダーがさらに下に位置するか…?

もう1つ、純正ナビの開発が車両発売に間に合わなかったようです。発売当初は純正ナビが用意されておらず、しかもいい位置に置いてある液晶モニターは外してしまうと車両の各種インフォメーションが見えなくなってしまうので、どうしてもナビをつけたければオンダッシュ、ということになりそうです。どうしてそんなことに…。

逆に全幅が1799mmに納めてきたのはかなり道路が狭い地域を意識していることがうかがえます。もうほとんど1.8mじゃないか!というツッコミはさておき、まぁ、1ミリでも努力しましたよ!感が(笑 にしても、全幅1.8mってオデッセイクラスですよね。大きいなぁ…。

アクセルペダルがオルガン式ではなくて吊り下げ式になったのはどうしてなんでしょうね。軽いアクセルがいいという方には吊り下げ式が向いているという話も聞きますが、目的はコストダウンでしょうか。ちょっとチープになってしまった感じは否めませんね。

海外試乗のレポートで、高速走行時にアクセルをオフすると、クラッチが外れて燃費を稼ぐ(いわゆるコースティングモード)が、すごく空走感が強くて怖い、という話を聞いたこともあります。そこまでやるか…という気もしますが、そこまでやるんでしょうねぇ。ドライバーの慣れでどこまで実用になり得るのか、興味があります。もっともこれはドライブモードを「エコ」にした場合のみ働くようですが、結構、挙動が変わる機能なので、頻繁にオンオフすると危ないような気がします。

にしても、相変わらず無駄のないスッキリしたデザインです。これなら13年乗っても古さを感じないだろうなぁ。


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