永続的に持続可能なガンダム

一見、大成功に見えるガンダムビジネスの中心が未だファースト偏重で、その年齢層も高年齢化している(ので購買力もある)のは、ヤバイよねえ。

ここでの「ヤバイ」というのは、「永続的に持続可能なビジネス」という観点で…という意味だと思いますが、ガンダムとて手をこまねいてみているわけではなく、「ガンダムAGE」や「ガンプラビルダーズ」などで低年齢層への訴求はしています。が、これがどうも芳しくないのはご存じの通り。ウチの子が世代代表というつもりはありませんが、お台場1/1ガンダムを見たときの恐怖に怯えた目、そしてファーストガンダムの第一話でガンダムがザクの鼻先を引きちぎるシーンで見せた狂犬を見るような目は、ガンダムAGEのプラモデルが販売不振で叩き売られている現状と無縁ではないと思うのです。

思春期に見たモノに一生引っ張られる傾向にあるのは人間のサガなので仕方がないと思います。思春期にガンダムを見た世代、ヤマトを見た世代、エヴァを見た世代、それぞれの作品が、それぞれの世代の心の中で軸になっています。現在のおっさん世代に訴求する萌え絵の衣装のベースデザインが何だかんだでセーラー服になってしまいがちなのと同じ理屈だと解釈しています。(たぶんあと10年もするとブレザーや白ブラウスにリボンタイが主流になると思います。)

なので、あるコンテンツがそれを支えた世代と一緒に消えていくのは仕方がないのかなぁと。「ヤマト」も「スター・ウオーズ」も現代の技術で作られたリメイク版を見た若者が賞賛している意見がピックアップされることがありますが、じゃあその若者の絶対数はどれだけなんだと言われると、心許ないものがあるのではないでしょうか。

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ちなみに「ZE指揮官用ブレードアンテナ」は単体販売で29,400円。塗装前のパーツも26,250円で販売されているので、グフ色に塗ることも可能と思われます。取り付けはどんな車種だろうが本業である某氏に依頼すれば朝飯前だと思いますが、一番の問題は、トヨタ系列の部品は「その車のオーナーでないと購入できない場合がある」ということ。以前は「注文には車検証が必要」なんて話もありましたが、最近はどうなんでしょうか。もっとも、この辺のスタンスは販売店の裁量が大きいと思いますが。

コメント

  1. masa より:

    キヤノンもこんなことをしていますし
    http://cweb.canon.jp/pixus/gundam-sp/

    アニメも特撮も昔のコンテンツに頼ってるのが現状ですよね、仮面ライダーにウルトラマン。その名前がついていれば一定の売り上げが出るんでしょうけれどね。

  2. Kumadigital より:

    そうですね。効果としては音楽アーティストの
    「ドラマ主題歌タイアップ」みたいなものでしょうね。

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