墓の区画整理に取り残されていた、祖母の墓を我が家のメインの墓に統合することにしました。日本の人口が減少する中で今後、実家を更地にしたという方も増えるでしょうが、墓を統合することも今後出てくるかも知れないと思いエントリします。
中央にポツンと立ってるのが祖母の墓。土葬した直後に墓地の区画整理が始まり、通路の真ん中に取り残されてしまいました。とはいえ土葬ゆえ埋葬してすぐに掘り返すわけにもいかず、また、誰にどのように頼むのかも解らず、23年間経ってしまいました。写真左下に端っこだけ写ってるのが我が家のメインの墓です。
今回、3月に父の葬儀をした際にお願いした石材屋さんがこういった墓の統合も請け負ってくれるとのことで、お願いすることに。
掘り返す前にまず宮司さんに祈祷して貰います。我が家は神道なので宮司さんですが、もちろん仏教であればお坊さんにお願いします。
ユンボ登場。これで掘り返します。
予め墓地管理者並びに地方自治体の許可が必要です。
掘り返しの過程は割愛します。
祖母の棺桶は父が作ったのですが、ステンレス釘で作ったようで、釘がやたらと出てきました。あまり宜しくないですね。棺桶の釘は錆びる釘で作った方が良いでしょう。あとは着物がたくさん出てきました。ポリエステルの着物は当然ですが土に還らないそうです。
で、出てきた骨を火葬し、あとは普通の葬儀と同じです。骨壺を納骨して宮司さんに再び祈祷して貰って終了です。作業時間は全行程で7時間程度でした。
この写真中央が祖母の墓だったんですよねぇ。ここに墓があったとか、言われなければ気がつかないでしょう。
費用は総額で10万を軽く超えるくらいかかりましたが、我が家の長年の懸案事項が片付いて心が安まりました。
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