先週は現象の確認だけだったTH-47AS800不点灯不具合の修理の件でパナソニックのサービスマンの方が新しい交換用パネルを持って修理に来てくれました。
パネルの裏から外された基板類。基板は3枚入っていました。真ん中の基板はおそらくローカルデミングバックライト用のドライバ基板だと思います。ローカルデミングを搭載するような上位モデルにしか付いていません。
写真中央の部品はスーパーウーファーです。
オーディオマニアはここは突っ込むところです(ぉ
不具合を起こしたパネルを取り外したところ。テレビのアイデンティティって何なんでしょうね…?
新しいパネルを開梱。
新しいパネルには古いパネルにはなかった手書きの「L」の文字がありました。何なんでしょうね。ちなみにこのAS800はPanasonicの2Kでは高級機の部類なのでジャパンディスプレイのパネルかと思っていたら、台湾メーカーのパネルでした。意外です。
組み付けて完成です。配線のスタイル取り(取り回し位置固定)は最初から貼ってあったテープに加え、サービスマンが持参した新しいテープも使って固定しました。正直、最初から貼ってあったテープを再度貼り付ける作業は雑でした…。そんな雑に貼るならいっそ剥がしちゃって欲しいわ…と思ったくらい。スタイル取りのたるみも均一じゃないしなぁ…若いサービスマンならこんなものか。
そして組み上げ後、一発で絵が出ませんでした(お約束
階調落ちみたいな絵になってしまって。まぁ、結果的には液晶に行っているフレキの接触が甘かったらしいんですが、当初ローカルデミングコントロールのフレキを一生懸命挿し直していたので、(お兄ちゃん、それじゃないぞ-)と言いそうになりましたが黙っていました。
にしても、フレキが接触不良っぽいからと言って端子を素手でさすって汚れを落とすのマジ勘弁して欲しい。5年後10年後の故障のネタになるやん…。まぁこうやってブログに書いておいてので、5年後10年後にバックライトが故障したら思い出して磨こう。
さて、パネル交換できちんと絵が出たところでサービスマンは帰られてしまったんですが、よくよく絵を見たらなんか緑っぽい。家族全員が「緑っぽい」と言うので間違いと思います。パネルの性能バラツキで緑っぽいパネルを付けられてしまったようです。工場出荷時にはパネルの特性に合わせて調整する工程がありますが、そういえば自宅でパネル交換修理した場合はほったらかしってことですか…。
仕方がないので自分でサービスモードに入って、R/G/BのGAINとCENTを弄るんですが、基準信号の発生器は持っていないので、MacBook ProをHDMIで繋いでカラーチャートやグレーチャートを表示させて調整しました。GAINは肌色を基準にし、CENTはグレースケールを基準に合わせれば良いと思います。たぶん。
でもなかなかパネル交換前の色には戻らず。うーん、工場で再調整して欲しいなぁ…。でも工場に輸送してもらうとキズつくよなぁ…。
コメント
サービスモードに入れるなんてすごい。。。
緑に見える原因として、お部屋の明かりが(テレビと相対的に)緑と逆のマゼンタ方面に傾いている可能性もあります。(夜間の場合)(傾いているかどうかは、デジカメのヒストグラムでで測定可能です。) ともあれ、ユーザー自身の調整で解決されるお宅はうらやましい。
そこまでするなら代品交換の方が相互にメリットがあり、理に適ってる気がするな
長年の家電業界のしがらみとか、そういうのあるんでしょうね。
いや、環境光は室内照明のほか、太陽光(日中)でも試して、やっぱり緑っぽかったです(笑。おそらく色こけはバックライトに起因していて、それを液晶の発色でなんとかしようとするのは結構無理がありますよね。