日中は見に行く時間がありませんでしたので、レイトショーで見てきました。
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客層は高めでしたね。若い人はほとんどいません。
感想としては、まごうことなき「あぶない刑事」でした。あの当時の空気のまま、風景だけが現在の横浜にアップデートされた感じ。それゆえ、この映画が時代に合わなくなるギリギリのタイミングに今いるなとも感じました。バブル期特有の、なんとも甘酸っぱい感じ。こういう作品だったのは間違いないですが、時代は変わっちゃったんですよね…。
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そういえば先だって、日産グローバル本社に展示してあった映画に使われたレパードとGT-Rを見てきました。
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劇中でのレパードは、もうちょっと出てくる必然性があると良かったですね。あからさまにファンサービス以上の何物でもない感じで登場するので、ちょっと興ざめ。
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にしても、よくこんな状態のレパードがあるもんですねぇ。劇中ではもちろんドリフトしまくりですからね。
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ユージが運転するGT-Rも展示。こちらは自由に座れました。
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劇中ではいい音のするドアですが、実車では「おいおいこれ一千万近いクルマのドアの音かよ!」というくらい情けない音でドアが閉まります。世界最速の性能をライバルの数分の一の価格で得るために、コストを掛けないところと掛けるところが両極端です。ストイックですねぇ。
さて映画ですが、途中重要な人物が退場してしまいますが、定年まで数日に迫ったタカの火遊びが原因で悲劇が起きてしまう訳で、切ないものがあります。とはいえタカが火遊びするからこその「あぶ刑事」ですが。
ラストシーンはタカとユージは殉職したんじゃないかなぁ?とも取れる終わり方に感じました。赤レンガ倉庫前広場でのセレモニーの後のタカとユージのシーンって、来世のようにも見えませんか?浅野温子の件はありますけど、どうも最後は来世のように見えて仕方ないんですよね。
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ブルク13を出ると、舞台の一つグランド インターコンチネンタルホテルが見えます。インターコンチも本放送当時は建ってなかったんですよねぇ。
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