2016年9月16日にサービス停止が予告されていたEye-Fi X2カードに対する、Eye-Fi社純正の救済措置ソフト「Eye-Fi X2 Utility For Mac」を試してみました。
ダウンロードはこちらから:
Download Eye-Fi X2 Utility For Mac
現時点ではMac用しかありませんが、追ってWindows版も出るようです。
クラウドサーバーを使わないのが特徴で、つまり非同期の通信は出来ません。転送する際はMacおよびカメラとも電源が入っている必要があります。両方の電源が入っていさえすれば、転送自体は自動的に行われます。また、Wi-Fiルーター経由での通信も可能で、転送中にMac側でインターネットアクセスも使えます。
Macの電源が入っていない場合は、カメラ側は通信リトライを繰り返したあとカメラ側の設定に従ってスリープします。Mac側の電源が入っていないことが多い場合、通信リトライを繰り返す分だけカメラの電池消耗が早いかも知れません。また従来、転送された写真にはWi-Fi情報をベースにしたジオタグが付いていましたが、それはEye-Fiクラウドサーバー側で付加していたので、今回はさすがに付いていなさそうに見えます。
非同期通信こそできなくなりましたが、救済措置としてはまぁまぁの出来ではないでしょうか。少なくとも現在の各社のカメラ内蔵のWi-Fiアダプタよりは自動で転送が始まるぶん、使いやすいように思います。
(2016年8月16日 追記)複数のEye-Fiカードを使用した場合に、カード別に別のフォルダに保存するということができなくなっているようです。
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