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銀座ソニービル再構築に伴いいままでを振り返る「It’s a Sony展」、遅ればせながら行ってきました。写真順は概ねフロアの上から下へ、です。
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Rolly、「みんぽす」でレビューさせて頂きましたね。いきなり懐かしい。
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サイバーショットP1、結局いまのスマホカメラが全盛なのは、このP1がやろうとしていた、写真をシェアすることが簡単にできるからなんですよね。そういう意味ではこのP1で目指していたところは慧眼だと思いました。当時の自分には全く理解できない製品でしたが。
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クリポン。正式名称はClip-on。初代が218,000円だったと記憶していますが、コンセプトが受け入れられずに近所の電気屋で半額で売られていたのを買った記憶があります。今でこそHDD録画は当たり前ですけど、当時はリムーバブルメディアなしの録画装置はあり得なかったですよね。でもうちのツマなんかも、使ってみたらその利便性に手放せなくなっていた記憶があります。
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サイバーショットF505。当時自分が夢想していたカメラがほぼそのまま出てきたので、脊髄反射で近所のカメラ屋に発注しましたね。私のデジカメ初号機でした。
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紫色のパソコン、505。紫色だった理由の1つに「経年劣化が目立ちにくい」というのがあったと記憶していますが、その狙いは当たっていますね。ちっとも劣化しているようには見えません。これをバラしてみると、当時ソニーが得意としていた小型薄型化への執念を感じることができます。
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DATデッキの初号機DTC-1000ES。「私にとってはそう、昨日の出来事だ」とエルシャダイ風の台詞を語りたくなってしまうくらい、つい最近の製品に感じてしまいます。この頃のソニーって最初からすごい完成度で出してきてたんですよね。
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リバティ。レベッカが中にいるんでしたよね。ただこの手の「ミニコン(ミニコンポ)」って廉価版があって、それは積んである各コンポーネントが分かれているようで実は一体型というもの。フロントから見るといくつもの機器が重なっているように見えても、側面~背面は1ケースになってる機種は、興ざめしましたねぇ。ロマンがないというか。
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その点、この機種はちゃんとセパレートでした。これ高いヤツだ(笑。
まぁさすがにスピーカー背面までは手が回らなかった時代ですね。
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ミニコンポよりさらに小さいマイクロコンポ、PIXY(ピクシー)。
独特のザラッとした塗装がされていた記憶がありますが、さすがにこういった特殊塗装は経時変化に弱かったようで、展示機も結構表面が荒れていました。
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のちに「ウオッチマン」という愛称が付く、携帯テレビシリーズですね。これは液晶を使わずにこれだけの薄さを達成しているのがポイント。カメラなんかでもある屈折光学系を使ってるんですね。少し前の家庭用インターホンもこの形式でしたね。
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パスポートサイズハンディカム、TR55。
浅野温子をCMに起用して、これは爆発的にヒットしましたね。
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Walkman、型番は忘れましたが、私の弟がこれをおとし玉で買って、私も時々借りていた記憶があります。
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私の世代は真ん中のBHF~UX,HF-Xのあたり。でもType III(DUAD)は電気屋でもほとんど見かけなかったですね。そもそも音質的にもメタル(Type IV)があるので、メタル対応デッキさえあればType IVが圧倒的でしたから、あまりType IIIを使う意味もありませんでした。新しいUXとかHF-Xのデザインは痺れましたね。
ただ、Type IIだと、MaxellのUD IIというテープがすごく音が良くて、そればっかり使っていた記憶があります。それでなかったらメタル。
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これもソニーが最初から本気出しちゃったやつ。D-50。安いわ小さいわで、最初からこれかよ!と言いたくなるポータブル機。大学の同じ寮に住んでいた彼が買ってたっけなぁ。
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これ、レコードははみ出ているところもツッコミどころですが、あらゆる方向に置いても針圧を一定に保つ仕組みがなにげに凄いと思うんですけど。
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BCL機、いまでも無性に欲しくなると言うか、それをこじらせてIC-R20とか買ってしまうんですけど、いま見てみると憧れの対象だった大量のツマミ、ボタン、レバー類って、全然たいした機能ではなかったんですね。数の多さにはウットリしますが。
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ファインチューニングツマミ、懐かしい。チャンネルを回す部分ではなくて、その中央部分を横からつまんで押し込んで微調整するやつね。
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ソニー初のトランジスタラジオ、TR-55。前出のパスポートサイズハンディカムの型番はここからきていたと記憶しています。それと右側にあるトランジスタ、当時はトランジスタ1本に1個の個装箱があったんですね。これは知りませんでした。
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TOKYO TSUSHIN KOGYO…東京通信工業…これをSONYに改名するセンスがすべてだと思っています。東京○○工業って昔はいろんな会社があったと思うんですが、何故にそれに改名したし、という残念な事例を知っているだけに…。
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時代が青春だった。
そう、青春時代は多少の間違いや、路頭に迷うことは許されるんですよね。
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これは盛田昭夫氏の弁ですが、ソニービルも、確信があって建てたわけではないことが解ります。
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憧れであり、愛されていて、常に何かやってくれると期待され続けるメーカー。
そしてここに展示してあるもののほとんどは、いま「スマホ」1つに置き換わってしまいました。
そんな状況で、もの作りの会社は今後どう自らを変えてゆくか。
今後ここに作られることになる「パーク」は、作ってきたもののほとんどがスマホに呑み込まれてしまったソニーが、生まれ変わるための象徴となるのだと思います。
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