迷惑電話番号データベースの利用料金の謎

自動で迷惑電話の着信を拒否する「迷惑ブロックサービス※1 ※2」対応で迷惑電話防止対策がさらに充実

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Panasonicの一部電話機が、「迷惑ブロックサービス」という、迷惑電話防止機能に対応しているようです。

これはトビラシステムズ株式会社が提供するサービスで、「トビラフォン」という既存電話機向けに接続して使用する迷惑電話防止装置用のデータベースを使っているものと思われます。

トビラフォンはトビラフォン契約者から迷惑電話番号の情報を管理サーバに送信します。その情報を独自の迷惑電話防止技術を駆使することにより、トビラフォン契約者全体で着信拒否設定となる迷惑電話番号かどうかを判別します。(特許取得済)※現在、トビラフォン契約者全体での迷惑電話件数は約25,000件以上登録されています。
判別の結果、トビラフォン契約者全体で着信拒否設定と判断すれば、その番号をまだ拒否登録していないトビラフォン契約者にも着信拒否設定が適用されます。

しかし謎なのが、その利用料。

「トビラフォン」の利用料金は、初年度9,800円~11,000円、2年目以降3,600~4,800円となっていますが、これがPanasonicの電話機だと、月額310円程度の通信料だけで利用可能とのことです。

しかしPanasonicの電話機の方はと言いますと、
「迷惑ブロックサービスのサービス利用料は無料ですが、1分10円(税抜)の通信料が別途必要です。通常利用では、1日あたり約1分の通信を行うため、月額は310円(税抜)程度となります。」

しかしこの料金はNTTに行ってしまうわけで、トビラシステムズの収入にはなりません。トビラシステムズの、パナソニック電話機ユーザー向けのサービス提供の原資がどうなっているのか、気になります。今現在は情報の精度を上げるための情報収集用の「プローブ」として利用しているだけで、この先充分な台数の情報収集用機器が普及したら、月額利用料を設定するイメージでしょうか?

技術的にはとてつもなく高度なことをしている訳ではないので、今後の落としどころ含めて、興味深いビジネスモデルだと思いました。

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