PowerShot G5X Mark II:リアパネルの異音対策

Powershot G5 X Mark II ですが、再生ボタンを押すと時折「ペキッ」と鳴るのが気になっていました。一度鳴るとしばらく鳴らないのですが、また思い出したようにペキッと鳴る。

鳴る条件を探ってみたのですが、どうも右手に力を込めて握った後に再生ボタンを押すとペキッと鳴ります。もっと探ってみると、どうもリアパネル右側のシボの入った部材が強く握ると目に見えないくらい僅かに右に傾き、部材の左端にある再生ボタンを押す際にその周囲の部材を一緒に押すことになるので傾きが戻り、その際にペキッと鳴ることが分かりました。再生ボタン自体が異音を出しているわけではなく、周囲の部材の微妙なガタ、強度不足が異音の原因のようです。しかも右側を強く握るとそれはそれでギシ音が鳴る。

私は過去にもEOS 5D Mark IVの際もSETボタン押下時の異音で交換してもらっていますが、キヤノンはどうも製造ばらつきに対してこの辺が無頓着というか…ウイークポイントがありますね。ただ、ライカならともかくPowerShotクラスのカメラにボディ剛性を求めるのも酷ですし、購入後時間が経ってしまったというのもあるので、今回はDIYで何とかしてみることにしました。

その背面右側のシボの入った部材は最初には外せないので、側面のWi-Fiボタンが付いているパネルを外します。ネジは3本、うち1本はゴムドアの中にあります。

 

赤丸のところでインナーフレーム、後ろ側外装、前側外装、サイドパネルの4つを共締めしているのですが、ここを少し揺すってやると聞き覚えのあるギシ音がします。当初ここで前面側部材に対して接着剤で固定しようかと考えたのですが、よくよく見たらサイドパネル(Wi-Fiボタンのあるパネル)の端が少し背面パネルの下に潜り込むようになっていて、遊びがゼロになるとサイドパネルが取り付け不可になることが分かりました。

仕方ないので見えないところでの対策は諦め、見えるところになってしまいますが外装を直接抑え込むことにしました。

 

この赤丸のところに瞬間接着剤を爪楊枝で流し込み、背面のシボ模様のパネルを底面パネルと接着しました。これにより背面のシボ模様パネルの左側がたつきがなくなり、ペキッ音をなくすことができました。右側を強く握った際のギシ音はまだごく僅かに残っていますが、あまり極端に固定すると万一の修理の際に難儀するでしょうし(もう多少は難儀する状態になってるとは思いますが)右側を強固に固定してしまうとサイドパネルが明らかに外せなくなってしまうのでこの辺にとどめておきます。

やんわりとした解決策として、底面パネルと背面パネルの間にシリコンスプレーを流し込むという方法もあったかも知れません。

クルマもそうですけど、ギシ音がないというのはいいですね。

 

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