その後のSSDを換装したMacBook Pro Late 2013

SSDを換装したMacBook Pro (Late 2013)ですが、1日弱かけてiCloud Driveのファイル同期が完了しました。OSのセットアップ完了後、同期が全然始まらなくて困惑しましたが、単に時間がかかっていただけのようです。隙間時間でSSD換装をされる方でiCloud同期に頼っている方は、同期にかかる時間を留意しておいた方が良いと思います。

SSDが256GBのときは容量不足回避のため使う時だけ外付けHDDからWindows 10仮想マシンをコピーする(使い終わったら書き戻す)という面倒なことをしていましたが、これだけ容量があれば仮想マシンを入れっぱなしにできそうです。

さてSSDを換装すると速度向上に期待される方が多いと思いますが、いかんせん変換基板を介しているし、マザーボードの世代も古いのでSSDのスペックどおりの速度は望めないはずです。もっと言うなら、純正状態より悪化していなければヨシと言えるのではないでしょうか。上のキャプチャは換装前。Write 460MB/sec, Read 625MB/sec程度です。

 

換装後、Write 1321MB/sec, Read 1420MB/sec程度です。それぞれ2.9倍、2.3倍です。SSDの性能は使い切っていませんが、速度低下がなかったどころか2倍以上の速さまで出て御の字です。

また、今のところカーネルパニックとか、スリープからの復帰異常とかは見られず良かったです。

なお、この時代のMacBook Pro / MacBook Airの内蔵ストレージ不足を補う方法として、SDカードスロットにすっぽり収まる(はみ出さない)メモリカードというのが売られていて、実はこれも検討しました。というか、SSDがうまくいかなかったらこれにするつもりでした。SDカードベースの製品なので速度は期待できませんし、別ドライブ扱いになってしまいますが、速度を要求しないファイルを放り込んでおけばいいかなと思いまして:

【2020.9.13追記】傾向的にスリープから上手く復帰できない問題が発生しております。解決に向けていろいろ試していますが、方向性が見えてきたら記事を書きます。現時点、数分の1の確率でスリープ復帰に失敗します。

コメント

  1. QS より:

    前記事と共にとても参考になりました。
    私も15inchですがLate2013のMBPを持っており(他iMac27、Audiなど結構持ち物似てます)
    過去に増設を考えたものの当時秋葉館などで販売されていた専用SSDの価格に手も足も出ず
    以来「SSD換装=10万オーバー」というイメージを引きずったまま放置しておりました。

    ところで2400MB/sという高速SSDによる熱問題は大丈夫でしょうか?
    当該商品のレビューを見ても、筐体に余裕のある方はヒートシンクを装着されているようですし、
    秋葉館オリジナルの1500MB/sでも放熱シートが付属されているなど、発熱がちょっと気がかりで・・

    • Kumadigital より:

      コメントありがとうございます。
      温度の方ですが、大丈夫です。S.M.A.R.T情報によると、このSSDの推奨温度範囲は5〜80℃、限界は5〜85℃とあるのですが、いま部屋の気温が(冷房込みで)26℃において、このブログを書いている状態でSSDの温度が42℃、ベンチアプリを走らせたところ52℃まで上がりましたが、そこまででした。変に裏ケースに逃すような冷却クッションのようなものを貼ると、外ケースから基板にかかる応力が心配です。SSDの世代が新しいので、秋葉館のものより低発熱だと思います。

  2. QS より:

    早速のご返答ありがとうございます。
    やはり世代が新しいとチップやコントローラーの集積化などで低発熱になっているのですね。
    写真を拝見しても1TBなのに「えっこれだけ?」って感じですし。
    現状OS 10.13以降で新規インストールが困難な既存アプリの問題がまだ残っておりますが
    そのあたりが解決できたら換装にチャレンジしてみようと思います。
    ありがとうございました。

    • Kumadigital より:

      ちょっとですね、スリープから上手く復帰できないという問題に悩まされています。
      傾向が見えてきたら記事を書こうかと思います。

  3. […] その後のベンチマークなどの結果記事はこちら […]

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