横浜ヨドバシ前は左折禁止で切符を切られる

友人が横浜ヨドバシ前の交差点で交通違反で切符を切られました。何のことだか分からなかったのですが、どうも横浜ヨドバシ前の交差点には「左折禁止」のようです。

具体的には横浜駅に西側から向かう道で、ヨドバシの前を通過したところの交差点なのですが、直進すると横浜駅ロータリーに突入。右折は可能でロータリーに突っ込まずに高島屋方面に行けるのですが、ヨドバシの建物に沿って左折するのが禁止とのことです。しかし左折した先は進入禁止という訳ではなく、高島屋方面から直進してきた車両ならOK。ヨドバシの前から左折するつもりでそちらの道を確認しても車両が結構いるので問題なく入れそうなのですが、左折禁止ゆえ実際に入ると取り締まり。

このストリートビューは空いていますが、実際には左の標識は他の車両(バスなど)の陰で見落とす可能性も考えられ、正面のは遠すぎです。よしんば目に入ったとしてもこの複雑な標識と実際の道路のマッチングが取れるかどうか。

自分はヨドバシを利用する際にはそのちょっと手前で地下駐車場に入ってしまうのでその交差点に差し掛かることはほぼないのですが、取り締まられた彼に話を聞いてもしばらく理解できなかったので、自分もやらかす自信があります。

ネットで「横浜ヨドバシ 左折禁止」で検索すると出てくる出てくる怨念の声の数々。

自分もMM21地区の日産グローバル本社前の交差点で、左折時に横断歩道前の一時停止線を無視して捕まったことがあるのですが(同乗していたムスコ:当時7歳くらい、「警察24時」大好き、には「父ちゃん、タイーホされるの?タイーホ?」と目をキラキラさせて期待されてしまいましたが)どうもあの辺の神奈川県警は歩行者保護に力点を置いている気がします。

さて、ヨドバシ前に話を戻しますが、一応分かりにくい形で左折禁止を示す看板は付いていますが、これだけネットで違反事例が見つかる以上、相当数の方が「やらかして」いるわけで、それを放置して取り締まる神奈川県警の姿勢には疑問を抱かざるを得ません。貴重な資金源を手放してなるものか、という意思も感じます。

あそこでの左折禁止の意味ですが、おそらく歩行者の数が多く開かずの踏切ならぬ「開かずの横断歩道」であることから流入する側の道路の渋滞を引き起こすことと、やはり絶対的に人が多いことから接触事故防止の意味もあるとは思います。だったらなおさら、「曲がった車を取り締まる」のではなく、「そもそも間違えて曲がる車を減らす」ことに力点を置くべきではないのでしょうか。

ちょっとモヤモヤが収まらなかったので、神奈川県警の苦情窓口に電話してみたのですが、以下のような説明を受けました。

1.当該交差点の左折禁止理由(意図)などは所管の警察署でないと分からず、一般論になってしまうが、左折することを防止するのではなく左折した先で取り締まっている場合は「左折禁止であることを知ったうえで曲がってくるドライバー」(悪意のあるドライバー)を取り締まる意図であることが多い。
2.標識の視認性が著しく悪い場合には補助的な対策を講ずる場合もあるが、基本的には標識は全国統一でやっているもので、追加の標識は独りよがり的なものになってしまう可能性がある。
3.初めて通る人には難易度が高いのは分かるが、そこを下調べしたり、現地の標識をきちんと確認するのが、運転免許を与えられた人の責務ではないか。
4.自分以外に左折しようとする人がいない、というところからも察することができるので活用して欲しい。

とのことでした。一応本名を名乗った上で、「知人がヨドバシの前で切符を切られたので理由を聞きたい」と切り出したのですが、絶対「切符切られたのオマエだろwww」って思われてますね(笑。 電話口での回答は「FAQ」みたいな感じでした。切符を切られて納得できない人がじゃんじゃん電話してくるんでしょうね。

で、電話の内容ですが、1と2は「なるほど」と思い、4は「まぁできる場合とできない場合があるだろ」と思いましたが、3は非現実的な理想論ですね。これを肯定してしまうと、事前に下調べした道しか走れないことになってしまいますし、道を間違った瞬間にその先で交通違反をするリスクを許容することになります。正論を盾に非現実的な運用をする姿勢に立腹が収まりませんが、こちらは「免許を受けている」という立場なのでこれ以上は泣き寝入りしておきます。しかし現状はとても「あるべき姿」とは思えませんし、警察側の姿勢を変えることはできませんから、自動車業界や消費者側でよりよい状況に向けて何かすべきなんでしょうね。

コメント

  1. おかっち より:

    私もその地点、よく利用します。
    確かに標識は見辛いかもしれませんが、その場所はヨドバシ手前の首都高を潜った直後の時点で道路標示は直進表記です。また、左折禁止なのは歩行者云々ではなく、色分けされた左端車線のタクシー・バス専用レーンとの交差を避けるためだと思います。左折した先で取締りを行うのは、タクシー・バス専用レーンを突っ切って曲がって来る(過失とはいえない)悪意のあるドライバーを検挙するためではないでしょうか。
    警察の取締り実態には賛否ありますが、こと今回の場所については、標識が見辛い場合を差し引いてもドライバーの落ち度のように思います。

    • Kumadigital より:

      そう、私自身はここあまり使わないので分かってなかったんですが、よくよく確認したら左側バスレーンなんですね(苦笑。これは左曲がったらアカンですね。

      • Zhengren より:

        バス専用レーンでも右左折するときは、進入しても大丈夫です。
        参考; https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/genin/baslane.html
        ここの交差点は、非常に問題のある交差点のようで、私も先月、初めて通りかかって左折してしまい捕まりました。ほかに多くの人が捕まっていて、すべての左折車を取り締まれないほどでした。取り締まりをしている警官自身がこの交差点にはいろいろな意見をもらっていると問題点を認めていました。とにかく神奈川県は道路標識に関する限り不親切です。私も近いうちに問題点と改善策をまとめて警察に文書を送るつもりです。

        • 腹立つ より:

          私も最近、キップ切られました。
          何故?と質問したら、左折禁止とのことてす。
          標識も分かりにくいし、左折禁止の標識は無いのでは?と言いましたが、戸部警察の某氏は、「皆さんから、分かりにくいしとのし指摘があり、看板を設置していまか、見えませんでしたか?」と言われたので、「見えません」と回答しても、「兎に角、左折禁止で2点減点です」とのこととなので、「減点は受け入れるとしても、そもそも、分かりにくい表示のままにしている姿勢自体が納得できない。ご自身もわかりにくいんですよね〜、と認識していながら、曲がったら取り締まる態度が許せない。また、税金を支払っていりにも関わらず、曲がりにくいを認識して改善せずに、曲がったからキップをきる態度自体、市民の安全を守る観点から、職務放棄、税金泥棒ではないか等」、曲がる前のレーンに左折禁止、と道路に印刷しといては?と言ったところ、「一番左のレーンに記載している。そのレーンは、タクシーの待機場所なので、そのレーンに入っること自体、違反」との発言があったので、「タクシーが停まっていて、道路表面の表示は見えないでしょ」に対して、「タクシーの待機だから、見えないでしたか。」とのむだけ、結論から言うと、左折禁止を見逃す表示で、分かりにくいことを認識しながら、それを改善せずに、曲がったら取り締まる、その態度。本来なら、曲がり角で、「左折は禁止ですよ」と言う事で、周知させ、未然に防ぐ姿勢の欠片もない態度。許せない気持ちでいっぱいです。企業なら、問題を分かりながらも放置した場合、会社、組織、含め、大きな問題として捉えますが、まぁ、自分で稼いでいなく、税金で働いている方には理解できないのかなぁ?社会人としてどうかと思います。
          神奈川県警の全員がそうでは無いとおもいますが、戸部警察の方々、発言、態度、これからの対処には気をつけたほうがいいと思います。

        • Kumadigital より:

          皆さん、結構やられちゃってますね。人間の感情を持っていたら警察なんてやってられないのでしょうけど、
          それにしても話を聞けば聞くほど腹が立ちますね。

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