「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」の性能がCore i9 (2019)に並ぶ

「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」すなわちApple M1チップ搭載機ですが、Macお宝さんにて暫定的なベンチマークの結果が伝えられています。

M1チップとMacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)/1.1GHz Core i3を比べた場合、約4.8倍速く、MacBook Pro (16-inch, 2019)/8 Core Intel Core i9/2.4GHzと比べた場合同等性能という結果になるようです。

MBP 16inch (2019) に搭載の Core i9/2.4GHz と同等ですって!(;´Д`)

2019 の Core i9 というのは第9世代であり最新の第10世代ではありませんが、それでも昨年の MacBook Pro のハイエンド機。いやもう、これで充分です。

また、Apple M1チップに内蔵されるGPUは Intel Iris グラフィックス(いわゆるCPU統合グラフィックスで、13inch の MacBook Pro はこれを使っている)の4倍の性能を出しているそうで、GPU性能のプアさから MacBook Pro 13inch を躊躇していたユーザーにも朗報ではないでしょうか。

また、M1ネイティブアプリですが、既に Microsoft Office が M1版のベータをリリース済み、Adobe CC 系の Lightroom 以外は2021年早々にはリリースされるとのこと。伝わって売る噂レベルでは Intel → M1バイナリコード変換機構である Rosetta 2 も相当速いとのことで、ネイティブアプリの登場を待つまでの数ヶ月ならば耐えられそう。これは思ったより速くM1 Mac への移行が進むのではないでしょうか。

現在リリースされている「Appleシリコン搭載のMacコンピュータ」の制限は以下の通りですが、それに納得できるのであれば、M1 Macは買いですね。Macとしては安い部類ですし。

制限1:Thunderbolt/USB4ポートが2つしかない。
制限2:ディスプレイは内蔵合わせて2つまで。すなわちMacBook Air/Proでは、外部デュアルディスプレイ環境は構築できない。(内蔵モニタ+外付けのデュアルなら可。)
制限3:メインメモリの上限が16GB。これはAdobe系をガンガン使われる方には辛いでしょうね。
制限4:外付けGPU(Thunderbolt接続)には今のところ非対応?

従来のMacを置き換えるのであればメモリは上限1.5TBは要りますし、モニターだって何台も繋げないといけません。Thunderbolt/USB4ポートだって今の倍以上必要でしょう。このあたりを改善した新しいM1がどういう形で登場するのか、興味深いです。

自分は次のMacは最後に成熟した Intel機を買っておこう、と心に決めておりましたが、これは M1 に行ってもいい、いやむしろM1に行くべきと思いました。

コメント

  1. 櫻井雅士 より:

    こんにちは
    M1搭載Macはとりあえずとにかく速いことは間違いないようですね。
    あとはこの高性能なハードウェアに負けない夢のあるソフトウェアが出てくるといいなぁ。
    個人的には別にプロ向けのソフトでなくていいので、iWorkがもっと面白くなればと思っています。

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