蔵王・お釜

 

Canon EOS R + RF 24-105mm F4L IS USM 以下同

蔵王の「お釜」でお手軽に「鉄分」ならぬ「山分」を補給してきました。一度東側(上の写真の奥側)から見たことはあったのですが、西側の最高標高地点から見たいなぁと思っていまして、ようやくチャンスがあった感じです。というのも、この場所はなかなか晴れなくて、登るチャンスのある時にあらかじめWeb定点カメラで状況を確認してみるのですが、だいたい真っ白け(雲の中)で何も見えないことが多いのです。

左側が曇っていますが、こちらが仙台側になり、山形市を背にしています。

 

こちらは振り返って山形市方面。中央やや左の山が樹氷で有名な蔵王スキー場。(よく見るとリフトの山頂駅の端っこがちょっとだけ見えるような。)

公共交通機関だったらここから向こうのリフトまで歩いて行くのもありなのか…?なんか道らしきものもあるし、歩けそうですが。

 

どのくらい疲れるものなのか全くわからず上がってみましたが、結果は余裕でした。登山靴はラスト100mのために必要な感じで、ちょっと靴が傷む・汚れることを覚悟すれば普通の運動靴で登れます(まぁでも登山靴があった方が安心です)。帰宅後に「キョリ測」で測ったら、片道わずか1.7kmでした。富士山で言えば5合目→5.5合目くらいです。もっと下の方から登るガチ登山コースもあるようなのですが、頂上のすぐ近くに駐車場があることには抗えず(笑。

 

なおこの日は下界の気温は30℃、頂上の気温は15℃でした。結構気持ちのいい涼しさでした。

 

このお釜の水はどうやって溜まっているのか知りませんでしたが、耳を澄ますとせせらぎの音が聞こえます。どうも周辺の地面から染み出している水が流れ込んでいるようです。水の色がエメラルドグリーンなのは、適度に透明度が高く、酸性か強く生物が繁殖しにくいため、と聞きました。

 

なおここはバリバリの活火山のようで、いつ噴火が起きても不思議ではないレベル。周囲の施設も噴火の落石をある程度想定した、頑丈そうな建物ばかりなのが印象的でした。もっとも、いざ噴火したら自動車サイズの石が飛んでくるという話もあり、もうそうなったら建物に隠れても関係なさそうではありますが…。噴火の中心と想定される場所はもちろんお釜ですが、火山は意外なところ(ちょっと横の方とか)から噴火しますよね。

頂上で食べようと思って携帯折りたたみチェア持参で、かつ麓のセブンイレブンでおにぎりを買っていったのですが、あまりにもあっさりと着きすぎてしまって食べず仕舞い。なお頂上ではiPhone地図の現在地表示が宮城県/山形県/福島県ところころ変わりました。

 

高山植物で、ミヤマウイキョウと言うそうです。

 

降りてきて駐車場の少し手前で振り返ったら、先ほど仙台側にあった雲が上がってきて、頂上は雲の中になっていました。お釜がきれいに見られたのはラッキーでした。

 

駐車場横のレストハウスの売店にて。東北ずん子が実際に使われているのを初めて見ました(笑。ボーカロイド(ボイスロイド?)だけじゃなかったんや…。

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