GR DIGITAL IVのSDカードで難儀な事案発生

昨年末に久しぶりにGR DIGITAL IVを持ち出したあとに、メモリカードがフルに近いことに気がつきまして、ではそのメモリカードの1枚目の写真は何だったかと確認したら、使用開始時(2011年秋)のカットから全部入っていたんですね。8GB1枚のSDカードで、10年間撮ったわけです。まぁ速射はしますが連写するようなカメラでもないですしね。流し見してみると確かに10年間の写真が入っていました。なお1枚目のカットは自室とかではなく品川インターシティの高層ビルでした。確か届いて試写もせずにモノフェローズイベントか食事会かに持ち出した記憶があります。

メモリカード内の画像には寿命があって、短いと10年くらいで消えるとも言われていましたが、まぁ何とか持ちましたね。しかし10年間撮りためたSDカードというのはなんか惜しくて、パソコンには取り込んではいますがSDカードの中身を消去するのはなんか惜しく、消さずに新しいSDカードを買いました。最近、普及価格帯のSanDiskが正規品でもとても安くて、120MB/sec品で良ければ32GBで990円でした。これ、以前の並行輸入品より安いですよね。WDに買収されて色々スリム化して、本気出しましたか。

 

普通に新しいSDカードをGRに装填しても良かったのですが、ちょっと悪ノリして、この新しいSDカードに古いSDカードからデータコピーして使い始めれば、容量消費ペースからすればGRが動かなくなるまで持つのではないか(あるいは私の寿命まで持つのではないか)と思い、やってみました。自分の半生分の時間が1枚のSDカードに凝縮されてるなんて楽しいじゃないですか。

が、どうにもうまく行きません。単純コピー、クローンツールを使ってのコピー、いずれの方法でもコピーしたデータのうち最後の数枚が「再生できない画像」になってしまいます。その状態で追加で撮影すると、追加で撮影した分も「再生できない画像」に。これはタダゴトではありません。やはり10年間使ったSDカードというのはデータ壊れてるのかなぁ…と思いましたが、Macで見てみると特に壊れているような画像はありません。

昔の掲示板とかを見てみると、どうもGR DIGITALのファイルシステムはクセがあるようで、SDカードへの書き戻しをすると色々トラブルが起きやすいことが分かりました。使えていたSDカードを単純に新しい容量違いのSDカードにコピーするだけでファイルシステムが正常に扱ってくれないのですから、相当トリッキーな実装をしているのかも知れません。

1時間ほど格闘しましたが、まぁ紅白歌合戦も始まるし…ということでお開き。古いSDカードはそのまま保管して、新しいSDカードハまっさらな状態から使い始めることにしました。ちょうど10年目だし、まぁいっか。

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