新型シエンタ

新型シエンタの実車を確認しました。この車は子育てが終わった層の需要が4割もあるそうで、そういう意味では先代のスポーツシューズのようなデザインではなく、欧州で見たことあるような落ち着いたデザインになったのは歓迎されるのではないかと思います。大流行の「軽のハイトワゴン」ではちょっと小さすぎるよなぁ…という層にピッタリだと思います。

座ってみたところ、フロントシートは意外にも座面の厚さがたっぷりしており、チープさは感じませんでした。背もたれの高さについても身長184cmの私でも不足ありませんでした。インパネも高く包まれ感が強いかなと感じました。

一方で2列目シートはダメ。私が見たのは7人乗り仕様でしたが背もたれがかなり小さくて、子供専用に感じました。これは2列目リフトアップ機構のために犠牲になったと考えられ、その機構がオミットされる5人乗り仕様であれば、カタログ図面上は多少なりとも背もたれは大きくなっているように見えました。私が買うとするならば5人乗りです。

試乗はできなかったのですが、TNGAアーキテクチャと言えども開口部の大きさには抗えないようで、リア側の微振動が気になるというネットの記事を見かけました。もっとも、NOAH・VOXYはもちろん、JPN TAXIですらボディ後ろ半分の別物感(フロント側との一体感が感じられない)があるので、やはり開口部の大きなボディというのはそういうものなのでしょう。リア側から異音や振動が発生するのはボディ形状ゆえの仕様だと割り切るしかありません。

とはいえ、この車はせいぜいご近所を60km/h以下で流し、家族の駅の送り迎えや買い物がメイン、月に1回くらい高速に乗る…くらいの使い方がメインなはず。教習所ビデオに出てくるような安全な使い方では、ボディ後側の別物感も問題にならないのでしょう。間違っても次の曲がり角をコンマ数秒でも速く曲がる、なんて考えてはいけません。

うちはAudi A3がいま6年目、パッソが4年目。そして私は9月いっぱいで車通勤が終了し、在宅勤務または電車通勤の職場になります。A3がこのあと経年劣化で維持費が跳ね上がり、かつ、その頃も引き続き車通勤が不要であれば、後継の車は買わずにパッソに一本化しようかと考えています。その後パッソも劣化してきたらもう年齢も60過ぎでしょうから、こういったシエンタみたいな車がいいのかもなぁと思いました。

 

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