トルリシティ皮下注

ピカチュウではありません。皮下注です。

手術するに当たって血糖値を安定させて置いた方がいいと言うことで、3回ほど自分で打つ注射「トルリシティ」を打ちました。

これは今までの糖尿病向け注射(インスリン)と異なり、すい臓に働きかけてインスリンの分泌を促す薬です。インスリンが一日何回も打たなければならないのに対し、これは週に1回で良いという画期的な薬です。

 

ちょっと手術前はいっぱいいっぱいだったので注射の現物は撮影していないのですが、針を刺す→薬剤を注入する→針を抜くという流れがボタン1押しで自動的に行われるというこれまた画期的な注射システムを採用しています。なお1回使いきりです。

体に針を刺すので痛くないことはないのですが、それでも注射としては全然痛くない方でした。

 

登録すればLINEで「週に1回打つ」タイミングをお知らせしてくれるらしいです。

初回処方時に病院でビデオを見せられてレクチャーを受けたのですが、そのビデオの監修に、その病院のある先生が名前を連ねていたように見えたんですよね。

手術後に病室に糖尿病科の先生が来て、「トルリシティはどうでした?」と尋ねられたので「まったく問題なかったです」と応えたところ、「実は、これはとても良い薬なので、今後も継続的に打って欲しいと考えている」と言うのです。

いやぁ、これ1本約1,000円するんですよ。1年間で処方箋まで込みで6〜7万円かかりますよね。それだけ費用がかかって躊躇することを先生に告げたところ「では食事療法で頑張ってください」ということになったのですが、ちょっと考えちゃいますね。

「サイレントキラー」と呼ばれる、知らず知らずのうちに深刻な合併症になりがちな(しかも一度なったら完治が不可能な)糖尿病から、年間6〜7万円で距離を置くことができる。これを安いと考えるか高いと考えるか。

それと、入院先の病院が、トリルシティの利害関係者のような感じがしたのがモヤッとしたんですよね。レクチャービデオに先生の名前が入っていたように。

先発薬で価格も高いし…、健康はお金で買えるってのはある程度本当ですねぇ。

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