Buffalo 10G/2.5G Hub

サイカ先生に「舌の根も乾かぬうちに2.5GbEアダプタを買った」と言及されて、ああ、そういえば書いていなかった…と気がつきました。当初LAN側は1Gbpsでいいや、と思ったのはCat.5e/Cat.6ケーブルが使える2.5GbEという規格の存在が眼中に入っていなかったからなんですね。そこに気がついて調べてみたら、2.5GbE規格製品は案外リーズナブル。そこでAmazonプライムセールだったBelkinの2.5GbEアダプタを試しに買ってみたという訳です。

そしたらまぁ2G以上の速度が出たので(まぁそりゃそうなんですが)、これが10GbE対応製品となると価格は10倍の3万円以上が普通だし、そうなってくるとハブも10G対応のもの(これも3万円以上する)に買い換えないといけない、結果7〜8万円コース…となってくるのはしんどいので、まぁ現状は2.5GbEで環境を作ってみるか、という気がしてきました。

2.5GbEだと結構安いハブがあって、

Planexのこれなんか、全ポート2.5G対応で10Gタイプの1/3以下の価格で、なかなかいい感じ。でもAmazonプライム期間中は売り切れていました。ただ、間違いなく10G移行時には買い換えになる繋ぎのための機械だし、でもこのお値段ならつなぎとしては悪くないか…とも思ったのですが、自宅用としては前面接続というのがちょっと使いにくいかなぁ…と感じました。

一方で、サイカ先生もお使いのTP-Linkの全ポート10G対応ハブは、Amazonプライムセール中は2.5万円になっていてこれも10G対応品としてはかなり安いのですが、いかんせんTP-Linkという会社のセキュリティ体制が信用できず、選択肢から除外。

信頼のNETGEAR、これプライム期間中は1.5万円になっていてとても魅力的だったのですが、10Gポート×2+1Gポート×8という構成。安いのはいいんですが低速側が1Gポートでは、これも繋ぎにしかならないのは見えています。NETGEARという会社はいいんですけどねぇ…。

色々悩んだ挙げ句、Buffalo の10G/2.5G Hub LXW-10G2/2G4 を買いました。

これは10Gポート×2+2.5Gポート×4という構成で、結構長く使えそうだと感じました。そこそこのお値段ですがBuffaloなので許容します。心配だったのはAmazonやYodobashのレビューがあまり良くなかったことですが、雑多なレビューの中で「この人は信用できる」と思えるレビュアーを拾ってみると、さほど悪くないという直感が得られた、買ってみました。

後面接続のHubです。家庭用としては使いやすいです。

オーディオ装置ばりにインシュレーター風の脚を付けたんだそうです。この製品、10G LANを家庭に普及すべく作られた製品らしいんですが、その割には「安く作ろう」という意識が控えめで、妙にお金がかかっています。重量も1Kg越えで、このサイズのハブとしてはびっくりするくらい重いです。

後面。LEDを消灯するスイッチも付いています。

Buffaloロゴは保護ビニールで覆われていました。

電源を繋いでみると、後面のLEDが盛大に光り驚きます。ただ、これは初期チェック動作で、実際は繋いだポートしか点灯しません。

これも初期チェックモードです。

フロントのLEDは控えめ。フロント側からは各ポートが「接続されている」ことしか分かりません。せめてリンク速度くらい色で分かると良かったかなぁ…。

底面にはマグネットが取り付け可能なので、このようにスチールラックの側面に付けられます。

さて早速使ってみましたが、いろいろ試したところ、ちょっとクセを発見したので書いておきます。もしかすると10G/2.5G共用Hubというのはみんなそうなのかも知れませんが、このHubで10G→2.5G変換をやらせると、2割くらい速度が落ちます。上のグラフを見てください。ルーターとMacを直接2.5Gのアダプタで接続した場合は2Gbpsちょっとの速度が出る状況下で、BuffaloのHub経由だと2割強ほど速度が落ちることが分かります。ただこれには回避法があって、ルーター側のLANポート設定で、速度を2.5Gに固定してやるとBuffaloのHub経由でも速度が落ちないんですね。ですので、接続先の機器の速度が最大でも2.5Gとなる環境では、大元のルータのところから2.5Gに固定した方が良いと思います。これでまたMac側が10G対応だったりすれば、ルータも10G設定にして良いのだろうと思います。

この結果が出たときに、もしや屋内配線(Cat.6)が悪いのかなと思い、場所を変えて短いCat.6Aケーブルを使って再試行してみたのですが結果は同じで、屋内配線は無罪ということが判明しました。

ただ、当初の目論見としては2階のiMacの近くまでは10Gで引っ張ってきて、それを2.5Gと1Gに分配すれば一番効率がいいかな…と思ったのですが、その目論見は外れましたね。現状、2階までは2.5Gで引っ張ってきて、それを2.5Gと1Gで分配する形になりました。こうなってくるとやっぱり最初の候補にあった全ポート2.5Gで9千円のハブで良かったのでは…ということになりますが、やってみないと分からないこともありますし、まぁ将来性に投資したということで納得します。

なおAmazonレビューにあるような「熱暴走」「熱くて触れない」「冷やさないと安定動作しない」ということは私の個体ではありませんでした。何もしなくても普通に安定動作しています。なお動作時の温度ですが、気温26℃の環境下で、縦置きで上面38℃(排熱スリット部)でした。ノートパソコンの底面くらいの熱さで、動作温度としては特に高温と言うことはないかと思います。もっとも、2.5Gでしか動かしていないので、10Gにするともう少し発熱するのかも知れません。

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