特別展「古代メキシコ」@東京国立博物館 でゼルダの世界観を見た

東京国立博物館で開催中の「古代メキシコ」展を観てきました。ここでは70年ぶりの開催なんだそうです。中はストロボを使わない限り静止画撮影OKなのですが、「個人使用に限る」とのことなので、ブログは公衆送信であって個人使用ではないよなぁ…と考え、載せないでおきます。

入場料は一般2,200円するのですが、それに見合った圧倒的な物量で、「そうそう、展示会ってのはこうでないとなぁ」と感心しました。一通り観るだけで2時間はかかりました。

私はメキシコの遺跡に関しては「チチェン・イツァ」に新婚旅行で行き、ピラミッドや球技場を見たのですが、それ以外の予備知識はゼロ。ですが、館内を進むと「これ、ゼルダの伝説の世界観だよなぁ」という感覚を覚えました。実際、ググってみるとゼルダの世界観とこの古代メキシコ展に関連性を感じた方はいらっしゃるようで、ゼルダ考察勢にとっては、アイテムの意味合いの違いなどが面白く感じるようです。(私はゼルダをプレイ中ですが世界観を細部まで把握できていないので、考察勢のような深い考えに至りませんでした。)

個人的に圧巻だったのはテオティワカンのピラミッドから持ってきた石彫(ピラミッドの一部)ですね。これ1トンは下らないんじゃないの…?というような彫られた石がドカンと置いてあって、思わず係の人に「これ本物ですか」と聞いてしまいました。(本物だそうです。)

ガラスケース越しの展示も多いのですが、低反射ガラスを使っているっぽく、透明度が高く反射も少なく、まるで展示品が手に取れるのではないかと錯覚するほどのクリアさでした。

あと印象的だったのは今回日本での展示が初となる「赤の女王」関連の展示ですね。そこだけ展示セットの雰囲気が異なりある意味異空間になっていて、なにか葬儀のような儀式に参加している気分になりました。

古代メキシコ文明というと、どうしても血肉骨、生贄などの血生臭い要素は避けられませんが、そんな中でも割合として、偶像の展示は多いなぁという印象でした。今で言うスケールフィギュアやガンプラです。人の形を模した手に収まる何かを作るという意味で、古代メキシコ文明も今もやってることはあまり変わらないなぁという妙な共通点を見いだしてしまいました。何なら現代人は18mクラスの偶像も作ってますけどね。お台場とか横浜とか福岡に。

あと古代メキシコの方々、トウモロコシ好きすぎるでしょ。私もトルティーヤ食べたくなってきました。

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