大学指定のスペックを満たす市販のPCを検索したら…

ほぼ選択の余地なく学校指定のLet’s noteとなった息子の大学用パソコンですが、では大学のサポートを受けられないことを承知で市販モデルから選んだらどうなるのでしょうか。まず大学が掲げている下限仕様はこうです:

これを満たすモデルをカカクコムで検索してみます。重量は上の子がMacBook Pro(2013)の1.5kgがしんどいと言っていたので、一旦1.3kgで区切ってみました。あとRAMはLet’s noteと同じ16GBに。すると検索結果はこうなります:

Let’s noteと富士通LIFEBOOKしかねぇ…orz

ThinkPadもVAIOも出てきません。一体何がネックになってるんだろう…といろいろ条件を変えて検索してみたところ、どうもLANポート内蔵がネックなようです。LANポートをUSBアダプター経由にすればありとあらゆるメーカーが主食として 選択肢として立ち上がってきます。あるいは重量1.5〜2.0kg越えの機種であれば大抵LANポートが内蔵されているようです。

USBアダプター経由だとアダプター自体を忘れたりする可能性があるので、「LANケーブルが必要な講義室があります」って言われちゃうと怯んじゃうなぁ。

なんかこれ、Let’s noteを買わせるためのピンポイント仕様なんじゃないかって気がしてきました。他の例に例えると原則指名が禁止されている派遣社員を指名する際に、その派遣さんしか知り得ない情報を条件に織り込むことで実質的に指名が可能になる…という法の抜け穴を見ている気分です。なおLet’s note以外で唯一検索結果に入ったLIFEBOOKは重量が689gですので、これはサーマルスロットリングが盛大に発生して高負荷には耐えられないモデルと推察されます。

まぁ、いいですけどね、Let’s noteで。いいマシンだと思いますよ。心がときめかないだけで。

なおこんな感じに親が主体的に色々考えて動いてしまっているので、肝心の息子の方は結構冷めていて、いまのパソコン(ThinkPad E14 Gen.2)で全然問題ないのだが、大学の要求スペックを満たしていないので親が仕方なく買っている…という目で見ています。私が子供の頃に抱いていた「進学したらパソコン買って貰える!」という猛烈なトキメキのようなものはまったく見受けられません。息子曰く、「いいよ、大学には指定のやつを持っていけばいいんでしょ?いままでのThinkPadも捨てなくていいんだよね?」だって。まるで高校生が指定の学生服を着ていくようなノリですね。どんだけ冷めてるんだと。これがパソコンのコモディティ化なんですね。

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