娘が Netflix を契約しているので和室の 65inch でWBC が見られる我が家ですが、なぜ契約しているのか尋ねたところ「解約が面倒くさいから」というバブリーな理由。まぁそこは娘の家計なので深くは追求しませんが、Netflixに入ってるということは、何かと話題の「超かぐや姫!」が見られるのでは…と思い探したところありました。(娘はアニメを見ないので話題作でもおすすめに出てこないのです。)
この手の全く新しい作品を見る時ってどうしても自分が見たことある既存の作品に当てはめてしまうのですが、日常パート(ギャグパート)は「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」「キルラキル」「ぼっち・ざ・ろっく!」あたりのテイスト、近未来描写は「ソードアートオンライン・オーディナル・スケール」「アイの歌声を聴かせて」、そして仮想空間歌唱パートは「マクロスΔ」です。でも既視感という訳ではなく、あくまでそっち方面のテイストというだけです。
日常パートと仮想空間の絵の差が大きく、仮想空間パートの熱量が高いです。海外展開を意識したと思われるこれでもかというくらい登場する神社仏閣風の建物とか鳥居が出てきて食傷気味になります。3DのステージがCGでぐりぐり動きながら歌×戦闘の展開になるとこれもうマクロスでしょうと。
感想としては案外細かいギャグが面白かった一方で、ボカロ曲中心のサウンドは私にはどこか居心地が悪く感じました。世代ではないからなんでしょうね。これ劇場で大ヒットらしいんですけど、確かに劇場向けの精細な絵ではあるんですが、これのメインターゲットが普段いかに小さい画面と小さいスピーカーで視聴しているのかということを実感しますね。
2010年代のボカロ曲世代向けということで、もっと自分にとって箸にも棒にもかからない作品かと思っていたのですが、結構見てしまって自分でも驚きました。上に挙げた他作品がフックした方なら、何かしら引っ掛かるところはあるのではないでしょうか。
作品としてはいいのですが、現在の大ヒットはやはり若干腹落ちできないところはありますね。おそらく「作者が語りたいこと」を軸に据えて「ヒットするための要素」を散りばめたのではなく、そもそも「ヒットするための仕掛け」を骨子に持ってきた作品だからなのかな、という気はします。



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