厚労省高官を狙ったテロの報道が続いている。どうも犯人は精神異常者の疑いが強そうだが、だからといって報道は無駄なのだろうか。
報道の中で犯人の親のインタビューがあった。10年間音信をとっていなかったそうで、息子が犯人であると知った今、息子を八つ裂きにして自分も命を捧げたいそうである。
そこまで思うのであれば、なぜ10年間も息子を放置していたのか。全国の「親」は、この報道から学ぶべきである。自分の子供は音信不通になっていないか。精神がおかしくなっていないか。
しばらく子供と連絡を取っていないなら、いますぐ所在と精神状態を確かめるべきだろう。それが第二、第三の救いようのない事件の予防に繋がる。20歳を超えたら親には責任はないが、「殺人犯の親」というレッテルは誰でも貼られたくないだろう。
こういった切り口で解釈すれば、報道は必ずしも無駄ではないと思うのだが。トップニュースかどうかはともかくとして。
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