iPhone 3GS: ノートPCの代わりに買っていると考えれば

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iPhone 3Gを発売月に購入したユーザーにとっては、ハードウエアの分割払いが24回払い中9回しか払ってないのに新型(3GS)が出てしまったわけだが、3GSの圧倒的な性能を目の当たりにして、発展途上のハードウエアを分割払いで購入することのリスクを思い知らされたに違いない。

分割払いと言っても金利はかからないので実質的な損はないのだが、仮にしばらく1年ごとに新型が登場し、その都度乗り換え、分割払いを選択するとなると、常時2台分の支払いを抱えることになる。この心理的な負担は相当なものだ。

3年で3モデルのiPhoneを購入するとなると、ハードウエアの費用はおおよそ3年で16~20万円程度になるだろう。たかが携帯電話のハードウエアにかける金額としては常軌を逸していると思う。

しかし私の場合、iPhoneが出てからと言うものの、モバイルマシンであるThinkPad X31の出番がまるで減ってしまった。X31は2003年購入で、遅くとも2008年頃にはリプレースを考えていたのだが、iPhone 3Gが登場したのと、MacでWindowsが動くようになってしまったことで、リプレースの必要性をほとんど感じなくなってしまった。

iPhone 3Gの登場により、ソフトバンクの孫社長のように、ノートブックPCを持ち歩く必要がなくなってしまったユーザーは少なくないだろう。

3.5インチ画面のMacOS XマシンであるiPhone。モバイル型のコンピュータ、しかも性能が発展途上――1990年代のパソコンのように――と考えれば、最先端の環境を3年間維持するのに16~20万円のハードウエア費用は、かかって当然のような気がする。

コメント

  1. SHINYA より:

    はじめまして。

    でかい、重い、遅い、モノクロと4重苦以上のNewtonMessagePadのことを考えると、
    もう圧倒的に安いと思います。(笑)

    ただ、Newtonには未来が感じられました。
    あの衝撃は忘れられません。

  2. Kumadigital より:

    あー、MessagePadってMacBookくらいのお値段しましたっけ?
    そう考えるといい時代になったかも…?

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