デジカメWatch:リコー、「GXR」「GR DIGITAL III」に被写体追尾AFを追加する機能拡張ファームウェア
春の訪れと共にGR DIGITAL IVの噂も聞こえてくるような来ないようなタイミングで、愛機GR DIGITAL IIIに「被写体追尾」機能をメインとするアップデート。被写体追尾は同社のCX5にはすでに付いている機能なので、技術の横展開と思われる。
手元のPowerShot S95にも被写体追尾が付いているのだが、実はあまり使ったことがない。ロックオンして狙い撃つぜ!という体勢に入るまでの手順がやや煩雑なのと、ロックオンを見失ったときの再ロックオンの手間を考えると、最初からコンティニュアスAFでいいんじゃね?と思う。
ましてやお世辞にも動体に強いとは言えないGR DIGITAL IIIに、被写体追尾機能を付けるなんてどういうつもりなのだろう。もしかすると、じっくり腰を据えて使うカメラという認識はリコーにはさらさらなく、ユーザーの勝手な思い込みなのかも知れない。(フルプレススナップ機能などでチャンスに強い印象はあるが、それは動体に強いという意味とは異なる。)
どう喜んでいいか解らないアップデートだが、そんなところもまたリコーの魅力。
豚組しゃぶ庵、美味しゅうございました。
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