今日はtwitterのTLが夕方からSIGMA祭りでした。
登場したのは一眼レフカメラのSD1と、コンパクトのDP2x。いずれもFoveonセンサーを積む、SIGMAの独自色の濃いカメラ。DP2xは年明け頃から、SD1は昨夏からその存在自体は公表されていたものの、発売日と価格が明らかになったのは今日が初めて。
SD1の価格は70万円。これについては山木社長が「価格に関しては高くなりすぎないようにはしたいですね。他社ミドルクラスに比べ、十分に競争力のある価格で発売します。」と仰っていたので、高くても30万円あたりを想定していた方が多かったようです。まぁ私もイベントで社長にお会いした際に「298,000円、もしかしたら248,000円ですか?」と尋ねて苦笑されてしまったクチですが、あの苦笑いはこういう意味だったんですね。モノの価値の解らないヤツと思われたでしょうね。赤面。
価格を聞い怒った方もいるようですが、それは価格次第では買う気満々だった方なんでしょうね。でも70万円では射程圏外になる人も多いはず。Audi A5が700万円で怒る人はいないと思いますが、それはAudiとはそういうもの、という市場のコンセンサスがあるからこそ。いくらSD1が比類なきスペックと言っても、他社ミドルクラスを意識した発言を社長がしていたのでは、怒る人が出てきてもいさしかたないのかな、とは思います。
もしかしたら予定がだいぶ変わってしまったのかも知れません。可能であれば、70万円という価格が見えた時点で、twitterなりなんなりで、EOS-1に匹敵するような価格帯であることを匂わせるような発言があれば、失望を買うことはなかったんじゃないかなと思います。
ただ、先行して試作機を試した方の話によると、相当コストがかかっていていいカメラなようなので、作り手にしてみれば70万円で売っても惜しくないのは間違いないところだとは思います。
一方で現実的な価格帯のDP2x。一説には「DP2xを安く見せるためのSD1の70万円だったのではないか」という見方もありましたが(笑、いやいや、今回本当に安いんです。実勢価格は早くも49,800円~44,800円。DPシリーズの初代DP1が約10万円、2世代目のDP1s/DP2xが約6万円だったので、かなり安くなっています。
個人的にもFoveonセンサー搭載機はずっと気になっていました。焦点距離28mmクラスのDP1シリーズと、41mmクラスのDP2シリーズがあるわけですが、28mm機としてはGR DIGITAL IIIが手元にあるので、買うとすればDP2シリーズ。その最新鋭機が、しかも過去最安値で登場となれば、Excelでつけている小遣い帳とのにらめっこは避けられないでしょう。
twitterのTLから皆さんの意見を拾ってみました。
「1s と 1x の差を考えると 2x ですかね」
「AFのレスポンスがかなり向上 画質面ではAFEが効いてます。連続でシャッターが切れる新機能も搭載。プライスも頑張りました。」
「驚きの安さですよね!!!!」
「シグマデジタル誕生の瞬間に立ち会ったような気がする。。。」
「誰がマグマ大使ですって?」
…これは買うしかないだろうなぁ(ぉ
SIGMAの会津若松工場で作られているはずなので、復興支援という名目で1台いかがでしょうか。
コメント
でも、あのサンプル見たら”これだったらするかモナ”って思ってしまいます。