夏場も予定されているという計画停電。職場で寒いのは着込めばいいけど、暑いのは脱ぐわけにはいかないしなぁ…。エアコンがなくても扇風機で耐えられるかなぁ…とぼんやり考えていたけど、そうだ、電気がないから扇風機も使えなかったんだ(ぉ
そんなわけで乾電池式の扇風機ないかなぁ…と物色したところ、発見。
一般的にはこちらの方が有名のようだけど…(1,500円前後、現在売り切れ)
おそらく設計が同じと思われるこちらを買った。(699円、現在売り切れ)
Amazonより到着。高さはDVDのトールケースより少し小さいくらいで、なかなか可愛い印象。風量は2段階に切り替えができる。無印良品かと思うくらいシンプル。
小さいながらも首振り機構も装備しているが、首振りONツマミの操作がなかなか難しい。押し込みながら回して、ここかな?というちょうどいいところで指を離すという。
電池は単三乾電池4本を使う(別売)。USBバスパワーでの駆動も可能で専用ケーブルが付属する。おそらくその気になればUSBポートにて給電可能なバッテリー(eneloop mobile boosterなど)での駆動も可能と思われる。
風量はサイズから想像されるとおりで、「強」でもそよ風レベルだが、自分で団扇であおがなくていいのは助かる。駆動音は静かだが滑らかと言う訳ではなく、私が購入した個体は送風時に「カラカラ」という小さな音がする。これはバラツキがありそうだ。
さて、数百円で買えるこの扇風機、強弱切り替えの仕組みとUSBバスパワー/乾電池の電源切り替えの仕組みを把握したくなり、分解してみた。説明書(英語)には「USB駆動時は電池を外すこと」とあり、どうも電源切り替えは人力に頼っている様子。
底面のクッション足の下に隠しネジがあるなど分解を軽く拒むような造りになっているが、それさえ解れば分解は容易。
中身を確認してみると、回路としてはダイオードと抵抗が各1本ずつ入っているだけだった。ダイオードはUSB給電時にUSBからの電流が電池側に流れないようにする役割を果たしている。しかしその逆は特に対策されていないので、電池が入っているとUSB端子側に電池電圧がモロに出ている。これがUSB給電時には電池を外して欲しい理由のようだ。
また抵抗1本は風量調節のために入っており、こちらも単純な回路で、風量「強」時は抵抗がバイパスされるが、風量「弱」時はモーターに対して直列に入れられた抵抗で電流制限がかかる仕組み。ストレートな発想であるが、価格相応と言える。
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下記の左2つはUSB扇風機だが、電池でも動くもの
コメント
ところでエネループの充電器をばらしてみた事ってありますか?
結構びっくりしますよ。
えっ?と思ってバラしてみました…(笑
http://www.mobypicture.com/user/kumadigital/view/9071231
みっちり詰まってますね~
これ見ると価格は高くないですね!
webで検索すると昔のエネループ充電器の画像が出てきます。今のとは全然違い、単純に過電圧をかけるような構造でした。
聞いた話ですと、セルごとの細かい制御が寿命に効いてくるようで現在のような基板(しかもそれ両面実装ですたしか)になったそうです。
すみません、昔のは探しても無いですね…。
ちなみに私のは
http://img.blog.vanima.jp/20110327_1974475.jpg
で、これもまたクマデジタルさんのとは違うようです。
斜め実装がお洒落。