七五三のご祈祷→食事会で多人数で移動するため、レンタカーでアルファードを借りました。
借りたのは2.4リッターの下位モデル。なんとレギュラーガソリンで走ります。アルファードを運転するのは初めてだったのですが、自分一人乗車で走り出した途端、ピョン!と飛び出すようなアクセルの躾けに戸惑いました。
しかし8人乗車してみるとそのアクセルが全然違和感がなくなり、ああこのアクセルは多人数乗車時にチューンされているのかと理解しました。
もちろん運転していて楽しいクルマではありません。車内スペースが広大=公道スペースをより大きく切り取って占有するので、まさに走るリビング、私以外の同乗者にはとても大好評です。こういったクルマって、自分が運転していて楽しくないものの、家族や同乗者が快適さに喜んでくれるので、トータルとしての満足度が良いのでしょうね。
300万円を越えるクルマですが、これだけの車体を300万円で成立させるためにコストダウンの痕跡がチラチラと見られます。シガーライターソケットの刻印のモールドに白いインクが流し込まれていなかったり、46,000km走行のレンタカーということもありますが、ボディのあちこちから盛大なキシミ音がしたり、割り切れるところは割り切ってるな、という印象です。それでもぱっと見の品質感は素晴らしいものがあります。これ300万円で買えるのか!みたいな。
こういったクルマから自転車や歩行者がどう見えているのかも非常に勉強になりました。慣れの問題もあると思いますが、左側の巻き込みは要注意ですね。
一般道ばかり走って、燃費は11.4km/Lでした。8人乗車にしては良好だと思います。50km/hくらいで流れているときは、エンジンは1,000rpmくらいなんですよね。すごい低回転重視型エンジンです。
カーナビがローエンドっぽいモデル(アイシン製に見えました)が装備されていたのに、ちゃんとステアリングスイッチから操作できるのも驚きでした。この辺りのすり合わせはさすがトヨタグループですね。
ドアに装備されていたオーディオスピーカーはドアの大きさを生かした大口径なのか、伸びやかな音が印象的。低音が響くタイプではないですが、中高域のアタックの鋭さが印象的でした。
自分としてはボディを持て余し気味なのでこういったクルマを買うことはないと思いますが(自分の体が見て余し気味だろうというツッコミはなしの方向で)、「ミニバン会のクラウン」と言われるアルファード、これは売れるのも納得です。
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