キヤノンの特設ページを見ていて、いくつか面白い仕様に気が対いた。
まず話題の「マクロ撮影モード」への切り替え方法。
画像はキヤノンWebサイトより転載。
「切り替えレバーをスライドさせ保持したまま、ズームリングをマクロ領域へ回す」って何この変態動作!(←決して褒めていません(笑
これもしかして、切り替えレバーをスライドさせてズームリングを回してもレンズ長が変わらずに…なんてことがあったりするのかなぁ。それとも切り替えレバーによりレンズの「ある群」を固定したままズームさせるとか、そういう仕組みなんだろうか。まぁでも順当に考えれば、「ズームをテレ端で一旦止めるためのスイッチ」かなという気もする。そのスイッチを解除することにより、テレ端より向こうに溝が切ってある、ヒミツ(ではないけど)のマクロモードに突入すると。
いずれにせよ、マクロではないモードに戻すときに明示的な操作が不要だといいなぁ。
次に気になったのは、
撮影距離範囲:0.38m~∞(マクロ切り替え時:0.2m~2.3m)
というスペック。マクロ時って2.3mまでしかピントが合わないようだ。まるでクローズアップレンズ装着時みたい。専門の単焦点マクロレンズがたいてい無限遠までピントが合うのに対して、これは光学的には自然なんだろうけど、クセがあるなぁ。
もう1つは非マクロ時でも0.38mまで寄れる点。おそらくワイド端での話だと思うが、従来のEF 24-105mm f/4L IS USMが最短撮影距離45cmだったので、7cmも短縮された。これは地味に嬉しいのではないか。だってSIGMA DP2がクローズアップレンズをわざわざ装着して短縮できる最短撮影距離が8cmである。そう考えれば「何もしないで7cm短縮」は嬉しい。
あとは肝心の画質だなぁ。
12月になると画質レビューとか出てきそうだけれど、EF 24-105mm f/4Lとの比較結果次第では本気で検討するかも。
7年分の進化と、ズーム倍率の低下で得たものは…?
コメント
いつも楽しみに読ませていただいております:-)。
昨日InterBEEのCanonブースで6Dとともに展示してありましたので数分触ってみました。
動作的にはレバーにはバネの反力があり、「通常領域」と「マクロ域」を超えるための図の3の操作は必要なく、指を離すと定位置に戻る動作をしました。(レバーはLOCK、MACRO、その中間位置の3ポジション)
一度マクロにすると通常域に戻すにもレバーを奥(ボディと反対方向)へ保持しないと戻りませんでしたね。
マクロでの最短状態ですと、前玉にぶつかりそうなくらいになりましたね。(フードを外さないとぶつかります)
感覚的には切り替えレバーの操作方向が逆(ボディ側へ引いたまま切り替える)の方が操作しやすいかなと感じました。
ご参考まで。
おおお、InterBEEで触れる展示が!それは盲点でした。
詳細なレポートありがとうございます。
やっぱりフード外さないとぶつかりますか…。