欧州出張の前に、駆け込みでCASIO XD-K6500という電子辞書を買いました。電子辞書はすっかりスマホの一機能になってしまいましたが、スマホとは別体のものがあった方がいいと考えたのと、ずいぶん前からムスメにもせがまれてたので買うことにしました。ただ、この分野は機能が飽和しているので最新モデルには拘らず、ビックカメラで1つ前の在庫限り1点を安く買いました。(御用達のヨドバシは型落ち品が置いてなかったんです。)
出張先の職場はスマホ持ち込み禁止だったので、その点では正解でした。しかしその一方で目論見と外れることも多かったです。
まずレストラン。とにかくメニューの単語数が多いので、解らない単語だけ調べればいいとかそういう次元ではありません。まぁオランダ語圏だったというのもありますけど、片っ端から何が書いてあるか解らない。Google翻訳も然り。辞書で太刀打ちできるレベルではなかったです。これはメニューを写真で撮影してOCRにかけたあと自動翻訳するような仕組み欲しくなるところです。誰か作ってくださいお願いします。
あとはレンタカーカウンターとかですね。ここでは左手に書類、右手にパスポートや免許証、足元に旅の荷物とかいう状態なので、物理的に電子辞書とか持ち出す余裕はありません。あまりダラダラもできませんし、ある程度自力で読み書きトークが要求されるところです。「免責ゼロ特約」とかなら想像で理解できますけど。
さて本機、電子辞書としての性能はまぁ標準的だと思いますが、最優先項目がおそらく省電力なんでしょうね。感圧式タッチパネルということもあり、CPUパワーを使うであろう手書き認識などはあまり実用になりません。液晶の解像度も荒いし、クルマのカーナビなども同じですが、スマホとは全く違う路線で成長を続けてきたことを実感します。
キー配列で慣れないのは決定キーの位置でした。上下左右キーの真ん中に決定キーがあると良かったんですが…。
一方で複数の辞書をまたいで検索できる横串検索は便利でした。こういう機能はスマホではまだ実現できていない部分で、単体の電子辞書ならではですよね。
なくても困らないけどあると便利、という代表格のような装置ですが、一度使ってみたかったので、色々納得です。
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コメント
初めてコメントします。
想定されている使用用途には物足りないかもしれませんが、キングジムのイミシルという製品が近そうですね。
http://japanese.engadget.com/2016/03/24/kingjim-imisiru/
おおお!?
これこれ、これの「A4サイズを一気に翻訳できるバージョン」があれば…。
未来はもうすぐって感じがしますね。
ご教示ありがとうございました。