娘からヤマハのMDR-5が欲しいとねだられました。MDR-5というのはヤマハのエレクトーンに接続するデータレコーダー/プレイヤーで、今までフロッピーディスクでしかデータの出し入れができなかった旧機種に対して、USBインターフェースを提供するものです。これがあればUSBメモリをフロッピーディスクの代わりにできますし、市販の楽曲データ(伴奏データ)をパソコン→USBメモリ経由で使用することができます。
しかしMDR-5は2011年発売で新品ではもう手に入りません。各種オークションやフリマサイトでは定価(24,000円)以上の価格で取引されているようで、かなりのレア商品。
娘にMDR-5を買って何をしたいのかと確認したところ、King & Princeやなにわ男子?の楽曲を弾くのに伴奏を入れたいのだとか。そこでYAMAHAの楽曲販売サイトを確認すると、我が家にある妻のエレクトーンEL-90 + MDR-5用のデータは、最新の曲でも2015年頃までの曲しか販売されておらず、近年の曲はほぼ新型エレクトーンであるSTAGEA用しかありません。エレクトーンが旧型でもMIDI音源が搭載されていれば汎用MIDIデータも使えるのですが、EL-90は1991年発売のかなりの旧機種で、MIDI音源が搭載されていません。
これではMDR-5を無理に手に入れても所望のことができないので、別の方法を考えます。MIDI再生と言えばiOS/macOS用の標準アプリであるGarageBandが使えるのではないかと思い、試しにヤマハの音源販売サイト(ヤマハミュージックデータショップ)で King & Prince の I Promise のMIDIデータを購入し、GarageBandに読み込ませたところ、macOS / iOS とも再生できました。主旋律のパートをOFFにするとカラオケになります。
実際のハンドリングでは iPhone の方がエレクトーン周辺に置きやすいことから macOS ではなく iOSでの使用を前提にしますが、次に問題になるのは音量差とヘッドホンです。iPhoneの音はエレクトーンとは比べものにならないほど小さいですし、そもそもエレクトーンにヘッドホンを接続したら iPhone の MIDI 伴奏が聞こえません。
エレクトーンの入出力端子を確認したところ、AUX INのRCA端子があったので、iPhoneをここに繋げば良いのではないかと考えました。幸いlightning – RCA変換ケーブルというのも存在するようなので、それを購入してみました。まだ届いていないのですが、たぶんこれで娘の所望のことができるのではないかな…と思っています。
しかし昔はMIDIデータの再生ってたいそうな機器が必要だったという認識ですが、付属ソフトで再生できちゃうiPhoneの破壊力ヤバいですね…。
本当は iPad がいいんでしょうけどね。うちのiPadは初代 iPad Air(2013年モデル、9年前)で、バッテリーは持たないわ動作はモッサリだわでもう限界、我が家ではiPadはまるで存在をあてにされていない状況です。
そろそろiPad も更新したいなぁ…とは思うのですが、そんなときに勤務先の異動の内示が。転勤とかではないのですが上司が替わり、昔の上司に戻りました。今の上司は私を高く評価してくれて賞与査定でiPad Airが買えるくらいのプラス査定は付けてくれていたのですが、昔の上司は私をまったく評価してくれないので次の賞与は期待できそうにありません。(以前3年ほど部下だったときには一度もプラス査定がつきませんでした。部下にプラス査定を付けるためにはその上の上司への説明が必要なんですが、その努力をしない人なんですよね。)
サラリーマンは上司は選べませんが、上司ガチャに外れると同じ仕事をしていても年収が変動するのは残念です。これが成果型報酬の実態なんですよね。何の話だ。
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