ハナクリーンα

抜歯続きの続き。

その後抜歯した穴は塞がったのですが、塞がったな…と感じた日に軽く熱が出まして、半日で熱は収まったのですが、今度は鼻からドブのような悪臭が。病院で診てもらったところ、抜歯で破裂した膿の袋は今でも膿を作り続けており、膿の袋を除去するまで(1ヶ月後を予定)副鼻腔に溜まった膿が鼻からあふれ出て悪臭を放つでしょうと。でも医師も抜歯後の副鼻腔がこんなに悪化するとは思わなかったらしく、面食らっていた様子でした。

何を食べてもドブの臭いを嗅ぎながら食べてるようなものだし、大好きなコーヒーも全然美味しくなくなりました。ドブの臭いではあるんですが、父が末期ガンで亡くなる少し前の臭いにも似てるな、とも思いました。つまり、腐敗してるんですよね体の中が。同じことです。

妻や娘にも匂うようで、「自分の服が臭いのかと思ったら、お父さんから出てるのこの匂い!?」と驚かれました。但し妻や娘には腐敗臭と言うよりは「加齢臭を超えた高齢臭がする」とのこと。自宅に置いておく服にも臭いが付くそうで、娘など自宅で洗濯したバイト先の制服にもこの高齢臭を感じたとのこと。妻に至っては服から変な臭いがするので神奈中バスに乗ったらほかの客が臭いで振り返ったとまで言うのですが、さすがにそれは被害妄想も甚だしいと思います。

さて膿の袋を除去する1ヶ月後までどうやり過ごすか。抗生物質や鞭毛の動きを活性化させる飲み薬は投与するとして、医師に「小林製薬のハナノアをやってるのだが、あれは有効か? Aタイプ(20ml)とBタイプ(50ml)のどちらがいいのか」と尋ねたところ、フフンと鼻で笑われまして(耳鼻科だけに)「鼻うがいはとても良いのでぜひやって欲しいんですが、小林製薬のでは話にならないんですよ。Amazonでハナクリーンというのがあるから、それで朝昼晩の3回、300mlずつ使って鼻うがいをしてください」と言われました。先生がご自分のスマホを取り出してAmazonアプリを起動してハナクリーンを検索しようとしたので、先生の性癖が一瞬見えてしまったらどうしようかとドキドキしました(←

診察後自分のスマホから早速ポチったところ、6時間後に到着。爆速。これ絶体、例によってAmazon相模原センターの力だよね?

 

意外と箱が大きくて「水槽のポンプかよ」と面食らいましたが、開封してみると、

 

パーツは多いですがメインの水タンクの付いた器具のボリュームは少なく、まぁ専有床面積は1.5Lのペットボトルより少し狭い程度。これに付属の「サーレ・MP」という粉を300mlのぬるま湯で溶くと、鼻がツーンとしない洗浄液が出来上がります。但し、生理食塩水ならば良いので、300mlのぬるま湯に2.7g(0.9%)の塩を溶かしたもので充分です。

早速試してみましたが、いやこれ、むちゃくちゃ使いやすいし、300mlでも全然イケますね。なんなら左右の鼻の穴それぞれ300mlの合計600mlくらいやってもイケちゃうくらい。とても気持ちいいし、スッキリします。

自分は小林製薬のアレが発売されるずいぶん前から鼻うがいをしていたので元々抵抗はないのですが、これは自分史上最高にスッキリする鼻うがい器です。コップを使う方法は鼻をすするしかないので流したい汚物も奥に入ってしまいますし、小林製薬のアレでは量が少なすぎてザブザブ洗い流す感じではありません。ですがこれはザブザブ洗い流せます。この世界を知ってしまうと、小林製薬のアレはデパートの試食レベルでしかありません。

但しこれで副鼻腔の全部を洗える訳ではなく、膿の出口のほんの一部を洗い流しているに過ぎないのですが、それでもQOLが向上するといいなぁと、明日からも続けるつもりです。

なおハナクリーンEXは旧型とのこと。現行型はハナクリーンαです。

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