先日のホンダの何車種かの電気自動車(EV)の開発中止を受けて、ソニー・ホンダ・モビリティの AFEELA も開発中止になるとの報道が流れました。AFEELAがあてにしていた EV としての基礎部分、および、生産ラインが使えなくなったため、という理由のようです。
ホンダ側はともかく、ソニーが AFFELA に加えるはずだった価値は必ずしもベースが EV である必要はないのですが、EV だとバッテリーが大きかったり車両制御が容易だったりとソニーがやりたいことに対して敷居が低かったのは事実。なので今後ハイブリッド車などで AFEELA で実現したかったことの実装も可能なのですが、そこまで駒を進めるかどうかは経営判断ですね。
いかんせん、その「ソニーがやりたかったこと」が(言葉が悪いことを先に謝っておきますが)ショボすぎて、AFEELA が仮に発売されたとしても「ソニー製品なら無条件に買う」層にしか売れなかっただろうということが容易に想像できます。そもそも SDV 自体が「ユーザーから継続的に金を巻き上げたい」というメーカーの意図から始まっていますので、よほどユーザーの外堀を固めなければ受け入れられるはずはないのです。そろそろソニー内でもその辺の温度感に気がついて、別のプラットフォームで再挑戦しよう、という気概は生まれないかもしれません。
しかし、それでも再挑戦するのであれば、車内外のディスプレイコンテンツに凝ったり、車内でPS5ができるとかそんな内向きな情熱ではなく、人間が本能的に感じる「移動の快感」や「1トン超えの鉄の塊を自在に操れる快感(と危うさ)」を刺激するようなところに切り込んでくれないかなと、一人の車好きとしては思うのです。本物の車の開発に向き合うことは、ゲーム・グランツーリスモの開発にも知見を与えると思いますけどね!


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