CCDスキャナとの決別 PIXUS 2013年モデル MG6330

タイの洪水の影響で昨年の書き入れ時には例年通りの商売ができなかったし、今年は出ないのかなぁ…と思っていた恒例のキヤノンPIXUSの新型が発表。

ラインナップに目を通して溜息が出た。ついに時代が…というべきか、新型機の中からCCDスキャナーモデル(フィルムスキャナー機能付き)が消えた。フィルムをスキャンするのはもう単体スキャナに譲り、PIXUSの役割ではないと判断したのだろう。

個人的にはCCDスキャナが消えるときには最後のCCDスキャナ搭載モデルを買っておこう…と心に決めていたのだが、今回の新型機のフィーチャーがあまりにも魅力的なのでかなり決心が揺らいでいる。

価格帯的には従来の最高機種MG8230(売り出し価格3万円台後半)と、主力機種MG6230(売り出し価格2万円台後半)を統合し、フラッグシップ機MG6330(売り出し価格約3万円)としている。

mg6330-1

そのMG6330だが、前面2段給紙、交換しやすいインクタンク、高さを抑えた設計、大型インクタンクの採用、CDプリントトレイが本体内に収納可能など、いままでキヤノン以外に浮気しようかと考えてしまう要素を丹念に改良してきた。特に大型インクタンクの採用は印刷コストの削減に繋がるので歓迎したい部分。

ただ、毎年のように印刷コストの計測ルールを変更するので、昨年のモデルと比べて本当に印刷コストが下がっているのかどうかは解らない。この辺は企業として誠実さが感じられない部分。中の人だって本当はこんな事はしたくないはずで、そうせざるを得ないのは「インクで稼ぐ」ビジネスが破綻に近づいているからに他ならない。「本体価格は上げられない、優秀な互換インクが出回る」のであれば、メーカーはやっていられない。近い将来、国内大手メーカーはプリンタの自社設計から撤退することになるのではないかと推察している。

新採用のインクタンクBCI-351/350シリーズにはLEDが装備されており、誤装着の防止およびインク切れなどを知らせてくれるらしいが、マクドナルドのオモチャじゃあるまいし、LEDを使い捨てにするのはいささかやり過ぎではないかと思う。

また、本体の薄型化に伴い、背面給紙機能が省略された。まぁフロントのトレイにL判用紙とA4普通紙を入れておけば事足りるだろう。ただ、年賀状シーズンはチトめんどいかな。

mg6330-2

まぁ両手放しで喜べるわけではないが、今回のモデルはここ数年のうちでかなり魅力的な部類。
ちょっと欲しくなってきました。

なんつって、まさかの隠し球、CCDスキャナ搭載のMG8330なんてのが出たりして(笑


Canon インクジェット複合機 PIXUS MG6330(Amazon)
楽天でMG6330を安い順で検索

Canon インクジェット複合機 PIXUS MG8230(Amazon)

コメント

タイトルとURLをコピーしました