いや、スマホに押されているので、まさかこのモデルにこれほどの需要があるとは思っていませんでした。PowerShot S シリーズの最新モデルが、高級機の S120 と普及機の S200 に分岐。
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S120 の方は今までのSシリーズの後継で、「オトナの部活カメラ」を標榜する。なるほど、部活に目を付けてきたかぁ。にしてはちょっとタフさが足りない気がしないでもない。しかも防水ではないので、このまま釣りには持って行けないよ?(笑
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「カメラ部」用にしても「よくできたサブ」扱いだし…。
ストロボは電動ポップアップ式から手動式に変更。退化のように見えるが、「明示的に持ち上げないと発光しない」というのは、意外と奥さんなど素人さんに使わせるときに解りやすくて良い。「ストロボを使っての撮影はご遠慮ください」と言ってるのに操作方法が解らず発光させてしまうトラブルの防止にもなる。
S120はストラップ取り付け部がややワイドになり、おそらくある程度の幅のテープタイプのストラップも取り付け可能になったものと思われるが、純正オプションで用意されているのはリリアン紐タイプのストラップである。
面白いのは S200。キヤノンでは「弟分」ではなく「妹分」と呼んでいることから女子向けのカメラなのかも知れない。ボディカラーをピンクにしておけば女子向けだろう?とは考えていないところが良い。スペック的にはまんま往年の S95。撮像素子も S95 時代の 1,010 万画素 CCD ( CMOS ではない) と渋いチョイス。S95 と違うのはレンズのワイド端が24mmスタートになったことと、兄貴と同様にストロボが手動ポップアップ式になったこと、そして画像処理エンジンが DIGIC 4 から DIGIC 5 になったこと。それとRAW撮影ができない。
S200 は「もし S95 の次のモデルが CMOS に移行せず、ワイド端が広がってDIGIC 5 を搭載したら…」というパラレルワールドを見せられているような気がしてならない。
今回出た両機種とも、バッテリーは S100~S110 で使っていた NB-5L 系から、珍しいことに過去の S95 まで使われていた NB-6L 系に戻った。但し、単に戻ったのではなく、若干容量アップの NB-6LH になった。NB-6L とは充電器レベルまで互換性があるようなので、S95 や S90 のユーザーもこれからバッテリーを買い足すなら NB-6LH を買わない理由はない。
…とここまで書いて、MacBSさんのエントリにかなり論旨がかぶっていることに気がつきました(笑 事前に見てませんってば!(笑
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