実家の Windows XP 機

私の周りで唯一残っているWindows XP環境が、実家のデスクトップパソコン。記録を見ると2005年10月に導入したようなので、8年半ほど使ったことになる。CPUはPentium 4の3GHzくらい。元々父がデイトレードのために導入したものだが、時代はシステムトレードに移行し、素人がパソコンをリアルタイムに叩いてどうの、という時代ではなくなった。結果として、VAIOノート(CPUはセレロン)を使っていた母がその遅さに億劫して代わりにデスクトップパソコンを使うようになった。父はもうほとんど使っていない。

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8年選手だが月に数回しか使っていないことと、使わないときには手ぬぐいをかけていることもあって、至って新品同様だ。ウソみたいだろ、これ、サポート切れなんだぜ…?

ご存じの通りWindows XPは4/9にサポート期限が切れた。さすがにNHK等でも報道されたし、Windows XP自身にもサポート期限切れを告げるポップアップ画面が表示されるようになったので母も状況は理解していたようだ。母は「使い続けることで、他人様に迷惑がかかる場合がある」ことを心配していた。おお、意外と正しい認識だ。

父の医療費もかかるので、おそらく放っておけば心配しながらもWindows XPを使い続けるのだろう。今日現在でもなお国内には600万台のXPマシンが現存しているんだとも聞く。しかしパソコンという商品の性格か、また、ネットへの親和性からか、Windows OSの寿命に関しては、ネットの声はマイクロソフト寄りである。「いままで散々警告されていたのに買い換えていない方が悪い」「マイクロソフトに何年サポートさせる気だ?もう充分だろう」———だがそんな声が届かない、届いても買い換える意欲がわかない層の厚さは、残存600万台という数字に表れている。

私自身はマイクロソフト社を非難するつもりは毛頭ないが、とはいえ経済的な事情から、そして感情的な面から、目の前にある「まだ新品同様で動く」パソコンを買い換える気にはなれないユーザーの気持ちも分かる。しかし、ここで買い換えないことは、整備不良のクルマを公道で乗り回すことに近いものがあるだろう。経済的に辛いからと言って、自分が利便性を享受するために他人に迷惑をかけるリスクを放つんですか、という話だ。

実際、私の母も買い換えに窮しているユーザーの1人。他人様に迷惑がかかるのであれば、インターネットの利用そのものをやめようか(ADSLとプロバイダの解約)という話まで出てきた。ただ、たまにインターネットで調べたいことなどがあり、使用頻度に対して割高だとは思いながらも、ADSLとプロバイダの月額料金=4千円強を払い続けている。もちろん、WiMAXのワすら届かない田舎である。Yahoo!BBにすれば千円少々安くなるかと思うが、問題の本質はそこではなくWindows XPである。一つ言えることは、母にとってはパソコンは所詮、家電の one of them だということだ。

だったら家のADSLをやめて、WAN付きのiPadなどどうかと聞いてみたが、母に言わせれば「iPadはパソコンより難しそう」なのだそうだ。なるほど、iPadが本当にWindows XPより難しいかどうかはともかく、確かに考えて見れば Flashが動かず、友人からもらったMicrosoft Wordファイルを「母のスキルでは」編集できないiPadを、「母の唯一の情報端末」に推すのは敷居が高そうだ。

さてどうしたものか。やっぱり私が買ってあげるべきなんだろうなぁ…と腹を括って、なんの捻りもない1台をポチった。続く。

「実家の Windows XP 機」への2件のフィードバック

  1. いつも拝見しています。
    この話題、同じ状況で大変興味があります。続編期待しています。

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