HDD内番組の消去が追いつかないくらいすごい勢いで今期も放映が開始されています。
そういえばクロスアンジュ、最終回はかなり「ラピュタ」オマージュを盛り込んできましたね。相変わらずエログロが多くて人に勧められないアニメですが、いま目が離せない展開のアニメを作るとこうなるのか、という一つの見本を見た気がします。全話に渡って無駄なエピソードがほとんどなく、しかも伏線を全て回収して投げ出した箇所なく大団円、というのはなかなか凄いと思いました。
一方でGのレコンギスタ、こちらも最終回を迎えましたが、風呂敷を広げすぎたというか、ちょっととっちらかっちゃったんじゃないかと思っています。ラスト一話前のマスク&彼女の共同作業での大気圏突入シーンは感動的でしたが、それ以外は群像劇を延々と見せられただけという印象が残りました。ただその群像劇が、発想の豊かなSF感と、独特の台詞の言い回し、そしてキャラ全員がきちんと意思を持っているので濃密な作品を見た感覚はあるんですね。でも観た後に現実になかなか戻れないような感動があるかといわれるとそんなこともなく。意味が隠されていた「レコンギスタ」も結局は地球帰還作戦のことだった、というのはやや肩すかしでした。新幹線&富士山エンドはあまりにもコンテンツ輸出することを前提としすぎてるように感じました。やっぱり富野ガンダムは、ファーストだけがいろいろ例外なんだなぁ…。
では新番組の小並感をば…。
「プラスティック・メモリーズ」
ストーリーはWikipediaより引用:
アンドロイドが実用化された近未来。大学受験に失敗した水柿ツカサは親のコネでアンドロイド「ギフティア」を製造・管理する世界的大企業「SAI社」に入社する。ツカサが配属されたのは「ターミナルサービス課」という、耐用年数期限の9年を迎える寸前のギフティアを回収する部署。そして彼には感情をめったに出さないクールなお茶汲み用ギフティア・アイラがパートナーとして組まれた。
「ターミナル」というのはすなわち「終末」で、アンドロイドの最期を看取るサービスということになります。それはセキュリティを確保するため、お客さん(アンドロイドのご主人様)の前で記憶をイレースするという残酷な手順を踏むところなど、現在のHDD消去サービスの延長上にあります。
もう話の前提となる設定の時点で涙腺崩壊が約束されたようなもので、ある意味反則だと思います。アンドロイド版「おくりびと」というところでしょうか。そこにラブコメ的な要素を絡めて、刹那的なシーンをより際立たせています。もうヒロインがアンドロイド「ギフティア」という時点で、かつ、ファンタジーの要素が少ない時点でラストは予想が付いてしまいますが、何とか心温まるエンディングを見たいなぁ…。
「長門有希ちゃんの消失」
涼宮ハルヒの憂鬱のスピンオフ。
製作が「京都アニメーション」から「サテライト」に変更されています。
えっ今回は長門がこんな顔なんですか?
境界のRINNE。「犬夜叉2期」はノーチェックだったので、ハイビジョンで高橋留美子キャラを見るのは初めて。なるほど、こういう感じですか。
「ガンスリンガー・ストラトス」
原案:虚淵玄…と聞くと構えてしまいますが、ゲーム原作のようなので、ニトロプラスの本業というか。OP曲は何となくGARNiDELiAっぽいなぁ…と思ったら、編曲がGARNiDELiAの中の人でした。
ガンスリンガー・ガールとは関係ないんですよね?
ああ、アニメではありませんが「でんぱコネクションフレンチ」は横浜ベースの超能力探偵モノで、かなり笑いのツボでした…。あ、これテレビ神奈川ローカルなのか…。
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