ウィルキンソン・ジンジャエールの瓶でやらかしたムスコ

実は夏前にウィルキンソンの緑色のビンのジンジャーエールが飲みたいなぁと思って、でも近所に取扱店が見つけられなかったので、Amazonで1ケース買いました。便利なことに、無料の空きビン引き取りサービス付です。もっとも、ウィルキンソンのビンは回収に出すと保証金が貰えるので、その保証金を販売店が引き取りサービスの送料に利用しているのだろうとは思います。

ウィルキンソンのビンを見て意外にも下のムスコが喜びまして。というのもこの緑色のビン、しばしば「ピタゴラ装置」に使われるんですね。テレビや本で見ていた「あのビン」の本物がある!と、ムスコはかなりときめいたようで、何本かの空きびんはムスコ製作のピタゴラ装置に利用されてしまいました。

さて、大事に飲んでいたというのもありますが、ひと夏かけてようやく飲み終わったのでビンの引き取りサービスを依頼しようとしました。しかしよくよく説明書を読むと、引き取りサービスはすべてのビンが揃っていることが条件と書いてあるではありませんか。1本でも足りないと受け付けてくれないのだそうです。

まぁ、ピタゴラ装置からビンを回収するしかないよね、とは思いましたが、そのビンを見ると口にビー玉がはまっているではありませんか。まるでラムネのビンみたいにキッチリと。どうしてこんなキッチリ径のビー玉があるんだよと驚きましたが、とにかくきっちりはまっていて外れません。さて、どうしたものかと。このままビー玉ごと回収に出すかと悩みましたが、なんか挑戦状のように感じてしまいまして、何としてでも外してやるというエンジニアの意地のような感情が生まれました。こういうのってついムキになりますよね!?

甘い炭酸飲料のビンなので、口に糖分が付いていたんでしょうね。普通にはまっているだけではなく、糖分で固着しているようにも見えます。

まずガムテープの粘着力で引っ張ろうとしましたが、歯が立たず。次に糖分を溶かすべく、中性洗剤と熱めのお湯に漬けましたが、僅かに隙間があったのでしょう、洗剤水溶液がビンの中に少し流入しました。しかし固着の解消までには至りませんでした。

では中から押し出してみるかと、中の空気を膨張させるべくビンを温めましたが、その僅かな隙間から暖まった空気がプシュプシュと漏れるだけで、ビー玉を内側から持ち上げる力まではありません。

ネットで似たような案件の解決策を検索してみると、「排水溝にビー玉が詰まってしまった」というトラブルで「掃除機で吸いだせる」という解決策が見られたので、同じように掃除機で吸ってみました。しかしビンの中の空気量が限られているせいか、吸引しても力が加わったところで掃除機側の安全装置が働いてしまい、吸い出せませんでした。掃除機って安全装置が働く直前に本体がビクンビクンって踊るんだね…。

やっぱり引っ張るしかないよなぁと思い直し、今度はセロテープを試しました。セロテープは薄いので、ビー玉の露出面に沿う形でまんべんなく貼り付けることができます。それでテープの接着面に対してせん断方向に引っ張ってやれば、ガムテープより強く引っ張れるんじゃないかなぁと思いました。しかし結構いい力加減で引っ張れるんですが、外れるまでには至らず。

あとはドリルで穴を開けるしかないかなぁと思いましたが、その前に、ドライバーでこじってみようと考え、細めのマイナスドライバーでこじってみました。ビー玉に多少キズが付きました。

何度かこじっていると、ビー玉の傷の位置が移動していることに気がつきました。ん?これ外れないけど回転してる!?と、さらに一生懸命こじってみると、一瞬ビー玉が浮き上がるそぶりを見せました。しかしどうにも浮き上がった瞬間のビー玉を引き上げることができません。ビンを逆さまにしてこじるとビン内部に残っている水が落ちてきて僅かずつ漏れ出し、滑ってしまいこじることができません。

そこで、先に試したセロテープを貼り付けた状態でこじりながらセロテープを引っ張ってみたところ、成功!! 1時間の格闘の末、ビー玉を外すことができました。

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まぁこんな余計なことをしやがるムスコですが、このビー玉がはまったビンだけ分かりにくいところに仕舞って隠蔽工作をしたりして、カワイイですね(笑。ビー玉を外すに至るプロセスも見せてやればよかったな。

ウィルキンソン ジンジャエール 190ml×24本 (辛口) 【空き瓶・P箱回収用】【リターナル瓶】

コメント

  1. こんどう より:

    私なら・・
    窪ませた木切れとビー玉を余っている2液性エポキシ接着剤で貼り付けて引っ張る、
    ですかね。

  2. Kumadigital より:

    いやーどうですかね。ツルンと外れてしまうような…

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